- Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101250311
感想・レビュー・書評
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面白かった!!!
短編だから余計に読みやすいんだけど、とにかく楽しかった。
黒澤さんの登場は何回目?!笑
あの老夫婦も、あの老夫婦なのかな。
結局話が繋がっていて、読み返すのも楽しかった!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
短編集(以下各話トピックスメモ)
隣人と勘違い、いじめ、物騒な依頼、復讐、昔話に僕の舟、クワガタ、月曜日から逃げるテクニック、山家清兵衛、合コン
各話で使う単語をリンクさせ、うっすらと繋がりを持たせてる技術はさすが伊坂幸太郎と思わされる。
けど、なぜ?とか この謎はどうなったの? なぜ殺されたの?とか疑問は結構残る。
短編の掲載順番もよく吟味されており、読後感の爽やかさはこれによる結果と思う。 -
伊坂幸太郎初期の綺麗さが好みなので少し物足りないけれど、伊坂節はいつ読んでも気持ちがいい。
「学級委員長が『みんな、仲良くしましょうよ』と訴えても白けたけれど、サッカー部の加藤くんが『あの学校の奴ら生意気だから、シメに行こうぜ』って言い出した時には盛り上がったような(中略)」
「加藤くんの人望の可能性もあるが」
「その加藤くんは今や映画制作会社に就職して、殺戮映画作っていますよ」
「適材適所だ」
適材適所て。 -
繋がっているような、いないような・・・
と感じていたら、別々の雑誌のために書いた短編をまとめて手を加えたもので不思議な本になったとあとがきにあって腑に落ちた(∵) -
正体不明の連続殺人犯、謎の首折り男を追う!…というようなミステリーでは全然無い。むしろイジメ問題とか人間の根源的なテーマを扱っているように思われる。
趣味が釣堀な泥棒兼探偵という異色なヒーロー黒澤のキャラが好きです。 -
2回目だと思う。いつ生まれてもおかしくないので、短編モノを読み始めた。どの話もおもしろく、3日で読み終わった。
黒澤が出てくる曜日ごとのお話が特におもしろかったかなーその後の続きというか、TV局の男がギャフンとなるところが見たいなー -
それぞれが絶妙に独立した短編集。
読んでいて格別に大きな感動や衝撃があるわけではないが、最後に伏線をしっかり回収して腑に落ちる感覚がたまらない。やっぱり伊坂さん好きだなぁってなる。
個人的には最後の合コンの話と、黒澤のキャラが良かった。
短編集があまり好きではないので星4。