- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101255170
感想・レビュー・書評
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表題作含む10編収録の短編集。
ミステリーと言えばミステリーなのかもしれないが、ブラックユーモアのある作品とも言えるのではないかと思う。こういう短編集を読んでいると、全ての作品がすんなり入ってくるわけではない。初めのうちはなんだかよく分からないなと思って読む作品も多かったが、最後の1~3ページくらいですとんと落ちてくる。これが謎解きミステリーとも言えるが、一種のユーモアをもって完結する。「他人同士」「地震学入門」「手袋とスカーフ」などが面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
阿刀田ワールド全開。
狡い男に恐い女。
男女関係はうまくいかない? -
短編集。ブラックジョークとちょっぴり怖い要素が満載。全10話。
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阿刀田高はショートミステリーの第一人者。
読みやすくてほんのり怖い。 -
日常の何気ない恐怖がさり気なく描かれている。
本当におもしろい。
「岬」の恐怖、「手袋とスカーフ」の考え方はありえるなぁ。「他人同士」はそうかぁ。と。 -
「粘土の女」と「湖の底」が好きです。
粘土の女は、星新一先生へのオマージュが感じられました。 -
全くの他人同士なら、問題ない。
でも、そこになんらかの関係があってある日それが他人同士になるってすごく恐ろしい事。
そのキッカケって案外身近に転がってるのかもしれない。 -
人が殺される話で一番最初に読んだ。短編で読みやすい。話の内容も他のこういう種類の本よりも好き。