けっこうエーこといってるんですが (新潮文庫 草 265-3-C)

著者 : サトウ・サンペイ

• 新潮社

感想・レビュー・書評

[淑徳大学千葉図書館さんの感想 · 2015年3月25日]

資料ID：C0011307
配架場所:本館2F文庫書架

[出雲一寸さんの感想 · 2012年3月1日]

「けっこうエーこといってるんですが」4

著者　サトウサンペイ
出版　新潮社

p36より引用
“そのあと、ハサミを買ったら、安物が一種類しかなく、
それで紙を切ってみると、薄っぺらい画用紙なのに、
ハサミのほうが一回でクニャッと曲がってしまった。”

　漫画家である著者による、
世の中の色々なことに対する辛口エッセイ集。
　南極の氷の話からバリ島旅行の話まで、
辛辣でありながらユーモアあふれる語り口で書かれています。

　上記の引用は、
田舎の文具屋で買った画材などについての一文。
単行本の出版が昭和52年となっています、
その頃の日本はまだこの様な不良品が出回っていたようです。
まぁ今でも悪い品に当たってしまったら、
この様なことは起こるので、
運不運もあるんじゃないかなと思います。
　p180に書かれているアイデアは、
昨今巷を騒がせている人達に対抗する手段として、
なかなか面白そうではあります。

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