マネー資本主義: 暴走から崩壊への真相 (新潮文庫 え 20-2)
- 新潮社 (2012年11月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101283722
感想・レビュー・書評
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金融工学とはリスク分散の仕掛けか。なるほど。面白かった。
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良著。サブプライム金融危機が四つの視点から語られている。投資銀行、マクロ経済と金融政策、年金、金融工学。
歴史と共に語られていて、読んでいる中で色々なキーワードが繋がっていく。
CDO,CDSからグリーンスパンのやってきた事、投資銀行が何故そこまで利潤を求めたのか、年金基金は被害者なのか、金融工学の先駆者達の話など、とても面白かった。
オススメ。 -
リーマンショックに至った経緯を、投資銀行、金融財政政策。ヘッジファンド。金融工学者などのインタビューで振り返る。
さすがNHK。よくわからない部分もいい意味でぼかして本質(とNHKがしたい所の)的な結論へ持っていく。
抽象的な事象を数字で表現することへの情熱で生きているような、金融工学者の話が一番おもしろかった。
が、でも放送が2009年だっただけに、話題やトーンに今更感がぬぐえない。当時テレビで見た記憶のある話もいくつかある。
それだけこの3年間で世の中が色々変わってしまったともいえる。
もっと早く文庫化してほしかった。 -
2008年のリーマンショックがなぜ起こったかをコンパクトにまとめている。1.投資銀行2.アメリカの超金あまり3.年金マネー4.金融工学の4つ流れで説明してある。
基本的な解説書では最適である。