満願 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 13021
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101287843

感想・レビュー・書評

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  • 短編集。
    それぞれ独立したお話。

    1と6の登場人物が好き。
    ちょっと退屈さを感じながら読んだけど、最後の物語はなかなか味わい深かった。

    各話で奇妙な人物が登場する。
    ちょっとホラーな人物もいたりする。

    読了。


  • 満願
    殺人を犯してまで彼女が守り願った
    満願は何だってのか?

    穏やかであるが人の核に繋がる
    ミステリー

  • 人物の描写やストーリーの構成は素晴らしいと思ったのだが、その内容はあまり私の感覚に合うものではなかった。どの作品も何だかダークグレーの色合いで湿っぽい感じがする。

  • 評価が高く、みなさん口を揃えて称賛していたけれど、私は後味が悪いものが好きではないらしい。
    それでもミステリーとして、夜警、万灯、関守はすごく楽しめた。
    著者の長編が好きだな。

  • 読後感、後味悪し(褒めてています)
    一番怖しいのは人間という存在、改めて思う。

  • レビューが良かったので読んでみたんだけど・・・。うーん。
    これは、私の中では”男物”。もう、好みの問題。
    この分類は、他人にはわからないかもしれない。
    ざっくりいうと、女性が極端に登場しない小説です。
    昭和の6つの話。それぞれ最後にトリックが解ける形のミステリー。
    男物は読んでも全然面白くない。すまぬ。
    惰性で読了。

  • 短編集。最初の「夜警」はまずまずだったが、全体にはそこまでではなかった。
    好きな人は好きなのかもしれないが、全体にトーンが暗く鬱々する感じ。それでも読み進めることができるのは作者の力量だと思うが。

  • 本屋大賞のホラーだが、イマイチ。

  • ミステリー短編集。ひとつひとつは短いが、人の業を感じさせる2時間ドラマ的なヘビーな話。女性の芯の強さを中心にした話が多い印象。
    文章が上手な書き手。違和感なく、さらっと読めて、新幹線出張に丁度良い。

著者プロフィール

1978年岐阜県生まれ。2001年『氷菓』で「角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞」(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞し、デビュー。11年『折れた竜骨』で「日本推理作家協会賞」(長編及び連作短編集部門)、14年『満願』で「山本周五郎賞」を受賞。21年『黒牢城』で「山田風太郎賞」、22年に「直木賞」を受賞する。23年『可燃物』で、「ミステリが読みたい!」「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」でそれぞれ国内部門1位を獲得し、ミステリーランキング三冠を達成する。

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