夢の守り人 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.97
  • (754)
  • (925)
  • (740)
  • (40)
  • (6)
本棚登録 : 7042
感想 : 553
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101302744

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • またこの世界にどっぷり浸かることができた。

  • 夢の世界に引き込まれてしまう不思議なお話。

    夜の力と昼の力が互いに補い合っているという言葉が印象的だった。

  • 記録

  • 守り人3。
    今度は花、夢。淡い恋心があるタンダの姪はおっさんと結婚することになり、夢を見て目覚めなくなる。同様な現象は、皇子を亡くした一の妃、帝になりたくないチャグムにも起こる。黒幕は一の妃。現実の自分を否定したい、夢の中で生きていたいと思うココロをつくのだ。助けようとしたタンダはまんまと罠にはまり、人鬼と化す。トロガイの呪術と星読博士たちの協力で、解決。

  • 「夢」を糧に生きる花を守る使命をもつ花の守り手により、甘い夢に囚われてしまった人々を呪術の力で現実へと引き戻す話。これまで読んだ守り人シリーズとは、また一線を画した印象があった。夢へと誘う「花守り」の歌や、夢の中にまどろむ魂達の様子で心地の良い気分になる一方、「花番」の悲哀や呪術師らの葛藤なども繊細に描かれていて、切ない気持ちに包まれた。

  • これはもう、”精霊~”を最初に据えたのがマズかったんじゃないかと思えるくらい、以降の出来栄えが素晴らしい。それとも、1作目の布石があったからこそ、その後の盛り上がりが成り立っている、と考えるべき?いずれにせよ、ますます目が離せなくなってきた第3作。シリーズにおける世界観もちょっとずつ開陳され、主たる登場人物にもずいぶん親近感が持てるようになってきた。

  • 人の夢を糧とする異界の“花”に囚われ、人鬼と化したタンダ。女用心棒バルサは幼な馴染を救うため、命を賭ける。心の絆は“花”の魔力に打ち克てるのか?開花の時を迎えた“花”は、その力を増していく。不可思議な歌で人の心をとろけさせる放浪の歌い手ユグノの正体は?そして、今明かされる大呪術師トロガイの秘められた過去とは?いよいよ緊迫度を増すシリーズ第3弾。

  • もしっていうのは、苦しくなったときにみる夢だよ。目ざめてみれば、もとの自分がいるだけさ。―夢を逃げ道にできるような人生をわたしは送ってこなかった


    かっこよすぎ。
    あとがきにも書いてあったけど、タンダやトロガイと、バルサやチャグムはちょっと違うよねえ

  • 守り人シリーズ第三弾。
    トロガイの過去やタンダへの思いが伝わる。

  • 【読了メモ】偕成社ワンダーランド23。守り人シリーズは、つい時間を忘れてしまう。

全553件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

作家、川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』でデビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞〈作家賞〉を受賞。2015年『鹿の王』で本屋大賞、第四回日本医療小説大賞を受賞。

「2020年 『鹿の王 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

上橋菜穂子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×