ドンナ ビアンカ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101308739

感想・レビュー・書評

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  • ん~、悪くはないのだけど。例えば、中華頼んだのにイタリアン出てきた、みたいな。
    短編ではないので、それなりのスリルとサスペンス感が欲しかった、かな。
    途中までは、面白く読んだが、後半はグズグズの展開になったようにも感じる。
    このシリーズは短編で書く方がいいのかも、と思ったりもした。悪くはないんだけど…。

  • シリーズ第2段。

    “白い誉田”に分類されるはずだと思ってたら、なんのなんの、目を背けたくなる場面もしっかりあった(苦笑)。
    ……でもまあ、それでも誰も死んでないし、一応“白”の側ではあるのか・・・


    誉田作品には珍しく、地味~なヒロイン。

    基本的には先輩刑事にくっついて回るだけ。

    捜査会議で特に主張を掲げるわけでもなく大きな閃きを見せるわけでもないのだけれど……、最後にはしっかりいい仕事魅せてくれた♪

    “仕掛け”を成立させうるための必然ではあるのだろうけれど……登場時の描写から一転して、正体を表した『副島』の薄っぺらさと小心者ぶりに、やや興醒め。

    峰岸くんの“できるヤツ感”が随所にちりばめられ、金本とのやり取りなども描かれたのは……次作からの展開へ絡めるつもりなのだろう。

    次作は……長編ならば絶対読むけど、短編なら…どうしよっかな…

    結末が気になり夢中になって読んだのは間違いないが……
    誉田作品史上、最低評価タイの、
    ★3つ、7ポイント。
    2016.09.09.新。

    ※いや、面白かったけどっ!
    「誉田哲也に外れ無し」という思いに陰りはないけれど!
    他の作品と比べると相対的に……


    ※もはや誉田スタイルとでも名付けたい【2パート段違い平行進行】で描かれた(?)、中年男の純情話のパートは……裏ヒロイン(?)の“カタコト日本語”が、なんとも可愛らしくて仕方がなかった(笑)。


    ※肩書きは、係長?いや、管理官だったか……劇中に誰かの台詞で名を呼ばれただけだが、「イマイズミ」の名が出てきて、ニンマリ。これってきっと、あの人でしょ?

    (2016年9月時点の)最新作は、“苺”と“セブン”のコラボ作だとのことだが……

    魚住さんのお話も、いつか“苺”のシリーズと交錯させる構想があるのかしら?




    ※文庫巻末の解説文が、チープ。
    ただ題材が誘拐モノだというだけの理由で、「『ジウ』と読み比べるのをお薦めする 」って・・・ね・・・。

  • 2016年9月

  • 予想外に面白かった。
    シリーズ物だからというよりは展開がよかったですかね。

  • 刑事モノには珍しくハッピーエンド、かな。

  • 2023.5.1読了

  • じつは途中から結末が見えてしまった…
    専務の小物感がかなり笑えたが、偽装結婚が本当になってよかったです。

  • ・読み終わって感じたこと
    誘拐側がそれに至った経緯の話と、刑事側目線の話が交互に書かれていたので、刑事が犯人を追い詰めるようなガッツリ刑事小説では無かった。
    緊迫感は無い。

    ・面白いと思ったシーン
    刑事が犯行に対して、いろんな仮定するところ。
    刑事同士の信頼、コンタクト。

    ・好きなシーン

    ・オススメの人
    ガッツリ刑事小説が苦手な人。

  • 面白かった。
    私はグロいのが好きですが
    グロさもなくスラスラ読めます
    ただただ胸糞悪い専務のせいで
    遥子と村瀬が可哀想だなと思いました
    魚住シリーズはこの作品が初めてです
    姫川とは違う温かさを持っているなと
    思いました。
    村瀬も遥子が幸せになってほしいと
    思える温かな話でした。

  • 狂った男と狂いそうだった男の均衡に目が離せなかった。陰惨でも血生臭くもないのに漂うやけに不穏な空気にハラハラしながら読み進める場面と、ほっこり癒される場面と。両面とも楽しめて読めた。

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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