- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101321585
感想・レビュー・書評
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201302/作家買いするうちの一人で面白いんだけどマンネリ感も否めない。
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隠蔽捜査のシリーズ。
2と3は読んでいないけれど、スピンオフ短編集なので読みやすかった。
伊丹のイメージが、初めに隠蔽捜査を読み始めた時と、ずいぶん変わってきて
颯爽としたイメージを装う裏で見せるジタバタぶりが、なかなか可愛らしく思える。
そんな伊丹が困った時に「あいつならどうするだろう。何と言うだろう。」と、つい電話をしてしまう竜崎。
竜崎のブレない芯は、時には人との摩擦を生むだろうが、読者として見ている分には非常に理路整然としていて気持ちがいい。
私自身が、実生活で何か問題が起きた時に「竜崎ならどうするだろう」と、ふと思ってしまいそうです。 -
隠蔽捜査シリーズの主人公である竜崎ではなく幼馴染で同期の伊丹の視点から描いた物語。竜崎とは対照的な伊丹がこのシーンあのシーンでどういう思いを抱いて行動していたのかが分かり、隠蔽捜査シリーズを読んでいる読者にとっては嬉しい小説。伊丹の面白い所は完璧じゃないというか、すごく人間らしい思考をもっているところ。そのナイーブな側面を主体的に描かれた本書は読んでいて親近感がわくし、読みやすくて良いと思う。
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【94冊目】竜崎署長の隠蔽捜査シリーズのスピンオフ作品。同期の伊丹刑事部長が主人公の短編集。竜崎と伊丹の関係が微笑ましいんだけど、一つ一つの話の内容が少し薄いような気がする。
あらゆる問題を快刀乱麻で解決していく竜崎はさすが! -
竜崎とキャリア動機の伊丹を主人公に据えた、隠蔽捜査のスピン・オフ短篇集。
短編集ということもあり、一気に読んでしまった。
解決策は「竜崎」という感じ
伊丹を主人公に据えながら、主役は竜崎という気がする。竜崎のキャラクタを際立たせている。「隠蔽捜査」シリーズのバックグラウンドものぞかせてくれる。
謳い文句どおり、「隠蔽捜査」シリーズをより楽しめる短編集になっている -
面白かった。キャラ設定が抜群で、あっという間に読めてしまった。幼馴染で同期のキャリア警察官である主人公二人の関係がどこか微笑ましい。理想の上司像でもある。読んで、深い満足感を得られる一冊。続きも楽しみ。
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警視庁刑事部長を務める伊丹俊太郎。伊丹部長は問題に直面し困った時に頼りにするのが幼馴染で同期の竜崎伸也である。常にマスコミを意識して、周りに気を遣っおうとする伊丹刑事部長と原理原則を貫く大森署長の竜崎の会話が思わず笑ってしまう。
自分の本音を隠して上昇意識の強い伊丹が竜崎に冷静に指摘されて従って良い方向に向かうのが微笑ましい。短編集で読後感が良かったです。
2024年3月11日読了。 -
人の行動には、それぞれの感情があることを対局的に物語るのは凄いと思います。が、詰め込み過ぎて事案の内容が薄くなってしまったかな。
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警視庁刑事部長を務めるキャリア、伊丹俊太郎。彼が壁にぶつかったとき頼りにするのは、幼なじみで同期の竜崎伸也だ。原理原則を貫く男が愛想なく告げる一言が、いつも伊丹を救ってくれる。ある日、誤認逮捕が起きたという報に接した伊丹は、困難な状況を打開するため、大森署署長の竜崎に意見を求める(「冤罪」)。『隠蔽捜査』シリーズをさらに深く味わえる、スピン・オフ短篇集。