転迷: 隠蔽捜査4 (新潮文庫)

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著者 : 今野敏
  • 新潮社 (2014年4月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101321592

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転迷: 隠蔽捜査4 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 竜崎、伊丹がかっこいいのは相変わらずだが、サブキャラも、いい仕事してます。今野さんの作品は、犯人以外憎むべき人間がでてこないんだよなあ。

  • 長男の不祥事で所轄に左遷された警察キャリアで朴念仁の主人公。
    外務職員の他殺体、覚醒剤捜査等様々な難題に持ち前の頭脳と決断力を武器に、毅然と立向かいます。

    この作品は、主人公は相手が誰であろうと原則論を曲げずに自分の考えを曲げずに物言う姿が格別です。
    部下からは過去作品より信頼関係が築かれ、同期の伊丹刑事部長は主人公依存症気味なのもニヤニヤしてしまいます。

    本シリーズのファンなら引き続きお勧めの作品です。

  • 原理原則に基づいて全ての行動を決める変人シリーズ第4弾。今回は色んな部署と事件が絡まりひとつにまとまるお話。いつもの伊丹さんに加え、麻取りの苦情をも黙らせる竜崎さんはすっきりして読んでいて楽しいです。
    上の仕事を全部やり遂げてしまう竜崎さんはもうどんなところにいってもやっていけそうですね。でも大森署のひとたちの日常が楽しいのでこのままでいてほしいです。まだ続きを出しているようなので読むのが楽しみです。

  • 小説新潮2010年6月号〜2011年5月号掲載のものを2011年9月に新潮社から刊行。2014年4月新潮文庫化。シリーズ5作目。竜崎が扱うのは、複雑で大掛かりな事件でした。竜崎が、また一段と格好良い。家族の問題が毎回出てくるのが、ご愛嬌か。

  • 今回は、外務省や公安などの関わりもあり、なかなか複雑な話しだった。よくわからなかったが竜崎はいつもどおりの竜崎で安心した。でも、少しずつ柔らかくなってきてるような気がする。

  • 【友人蔵書】同時進行で公私にわたり事案を抱える竜崎。刑事畑と交通畑、警察と麻薬Gメン、警察庁と外務省という異なった対立軸が、複数の事案に通底する麻薬カルテルでつながった時、竜崎の原理原則を旨とする態度が心地良いほどに読む者を魅了する。所轄にいるべきではない警察官僚が、事件捜査の醍醐味に目覚めていく様子が面白い。

  • 今回は大井で起きた殺人事件と大森で起きたひき逃げ事件がメインで話が進んでいく。
    実は実はと大掛かりな事件に発展していって、外務省やら公安やら麻取りやらなんだか面倒くさそうな展開になっていく。
    やっぱり縄張りとかどっちが上でどっちが下とかどうでもいいことに拘るんだね。

    沢田交差点付近は私の受け持ち地域だったので、ここでまたテンションup(笑)

    とにかく今回は大掛かりなことになって、囮捜査とか海外ドラマのような展開になって、どこで中断しようかってくらい面白くて。

    それにしても竜崎はさすがだわ~~
    彼の信条はすごくわかるけど難なく実行していくところがすごいね。
    そして最初は反感もっていたり、彼に対して怒りをぶつけてきた人たちがみんな最後には腑抜けのようになっていくのが、とっても気分爽快で楽しい(笑)

    安定の戸高も相変わらずいい仕事してる(*^ー゚)b グッジョブ!!

  • 大森署署長である竜崎と刑事部長の伊丹のいつものコンビ。大森署署長なのに管轄の違う部署でおきた殺人事件の指揮をすることになったりとハチャメチャ展開。
    でも最後には丸く収まる。
    こういうお決まりパターンもよい

  • はじめ話がとっちらかっているがちゃんと回収される。
    キャラクターの成長がみえるシリーズなのがおもしろい。原理原則を重んじるところは変わらないんだけど、柔軟性があってよい。
    野間崎管理官との今後の関係も気になるな。
    たくさん官僚がでてきてそれはそれでおもしろい。

  • やるべきことをやる、明確な主人公の仕事に、今まで反目していたやつらが少しづつ感化されていくのがいい。

  • 縄張り争いというのはどうやら人間社会にもあるらしい。
    麻薬取締官との攻防や外務省の秘密主義。一歩も引かずに「原理原則」のままに捜査を進めようとする竜崎だが問題は山積みだ。
    身内であるはずの公安も情報を求めるばかりで手持ちの情報は一切流さない。
    借りを作れば後々面倒なことになると知りながらも、娘のためにあえて安否情報を求める。
    家族との場面はあまり多くはないが、それでも「隠蔽捜査シリーズ」の中でも好きな場面だ。
    表立って愛情表現をする竜崎ではないが、父親として夫として、大切に思っていることが伝わってくる場面である。
    戸高の捜査能力を高く評価し信頼もしている竜崎。
    部下の能力を正しく把握し、自由に動けるように配慮した結果が事件解決への大きな一歩となる。
    上に立つ者の器の大きさが部下の士気を高める・・・当たり前のようだが現実には竜崎のような上司は少ないのかもしれない。
    あまり上手くいっているとは言えない野間崎管理官との関係もそうだ。
    個人的な感情よりも、どうしたら捜査に一番いいのか?を常に念頭に置いている竜崎の「原理原則」の信念はすごい。
    何があっても少しもブレないその姿勢が本シリーズの魅力のひとつなのだろう。

  • ☆4 普段は敵にされがちのキャリア官僚を主人公とした原理原則=建前を突き通す竜崎シリーズ第四弾。前作では恋に落ちてしまい独特なキャラが少し鈍っていたが、今回は最初からキレキレ。 今までは警察内部の話がメインであったが、今作はある2件の殺人事件を軸に、被害者の所属していた外務省、麻取を管轄する厚労省が絡み、各省庁同士の主導権争いや情報作戦が展開される。まさに官僚サスペンスとなっている。 どんな官僚が相手でも原理原則を重んじる竜崎は相変わらずカッコイイ。伊丹とも相変わらず絶妙な距離感。 次回作も楽しみ。

  • 隠蔽捜査シリーズ4巻目。
    主人公の竜崎も大森署長となって警察庁にいたころとは大分に変わってきている。
    当初は原理原則が絶対だったが、大森署長となって現場の係員との接触の賜物か態度が軟化してきている。
    大井署で殺人、大森署でひき逃げとどちらも外務省絡みの被害者の事案が発生。
    どちらも捜査本部が立って、そこに警視庁の刑事部長の伊丹が絡んでくる。
    また、厚生省の麻薬取締と大森署の麻薬密売反が絡み、さらに娘の恋人の安否確認とてんこ盛りの様相。
    ここに公安も絡み、次第に事件の真相が明らかになるが、最後は竜崎がすべてを仕切り、各情報をつなぎ合わせて一気に片が付くというストーリ。
    やや終わりがあっけなかったが、それなりには楽しめる内容だった。
    1巻目あたりのような手に汗握る展開を期待するとやや拍子抜けするかも。
    ここまで来たら、これまでの人間関係がどのように変化していくのかを楽しむしかないのかも。

  • 今回も竜崎署長は大忙し。
    管内でひき逃げ事件が発生するし、署長室には厚生労働省の麻薬取締官が怒鳴り込み!!近隣署で外務省職員の遺体が見つかるし、娘の恋人が乗っていたかもしれない飛行機が墜落するしで、もう滅茶苦茶です。

    見栄や面子、縄張り意識に囚われた者たちに、国家公務員や警察の役割といった根本的な考え方で竜崎は対抗していきます。
    読みどころは、警察内部の人間だけでなく、外部省庁の官僚にも竜崎節が炸裂していく点です。

    所々に出てくる竜崎語録と敵を味方に変えてしまう対処の仕方は、まるでビジネス書を読んでいるようです。

  • 安定の面白さ!
    解説もわかりやすかった。
    また1から読み直したいなあ

  • 隠蔽捜査4
    最初なんとも事件が多過ぎて何のこっちゃと思いながら読んでいましたが、少しずつわかってきたことが絡み合ったあたりからは一気に読めました。
    またもや竜崎の原理原則が痛快で、周りを気にしない姿勢にそのまま突き進めとエールを送りながら読んでいました。
    伊丹の竜崎に対する信頼も心地よく、また、息子の一言にも嬉しくなりました。
    読後感がほんとに良い一冊でした。

  • 竜崎さんが警察内だけではなくとうとう他の省庁の野郎たちも陥落したwww

  • 本部や所轄だけでなく、外務省や厚生省の麻薬取締まで話が広がっていく。
    ドラマ「相棒」もそうだけど、いったん変人が認められちゃうと、だんだん無双になってちゃって、そのあたりの面白さがなくなってくる気がする。
    それでも要所要所でいいセリフをはく竜崎は好きだ。

  • 「隠蔽捜査」第4弾。

    同時にいくつもの事件が発生、そして娘の彼氏の乗った飛行機が…

    いつもどおり、いつにも増して竜崎さんカッコイイ。
    どんどん伊丹さんに頼られる。

    最初不祥事を起こした弟くんが、しっかりして、随所でいい発言。素敵になってきました。

  •  先日までTBS系で放送されていたドラマ『隠蔽捜査』は、現在まで刊行されている原作シリーズを繋げたものだったようである。隠蔽捜査シリーズ第4作である本作も当然含まれていて、後から原作を読むことになってしまった。

     短編集を含む過去5作と比較して、ここまで色々な事件が同時多発し、複雑に絡み合ったことはなかった。近隣署管内で外務省職員の他殺体が発見され、大森署管内では悪質なひき逃げ事件が発生。さらには覚醒剤捜査を巡って、厚労省の麻薬取締官、通称麻取りが怒鳴り込んでくる。公安も動いているらしい。

     大森署は連続放火事件など他にも案件を抱えているが、ひき逃げ事件の捜査本部に人員を出せという。警察小説ではおなじみだが、所轄署にとって捜査本部ができるのはありがたい話ではない。現場の士気にも配慮しつつ、難しい調整を迫られる…。

     …はずなのだが、竜崎の手にかかればちっとも難しいように見えないのである。本庁の部長クラスだろうが麻取りだろうが理詰めで納得させてしまう。普通の人が嫌がる折衝を、竜崎は厭わない。外務省相手の駆け引きには、さすがに神経を使っていたが…。

     同期で警視庁刑事部長の伊丹も、すっかり竜崎に丸投げしてしまう。伊丹がやった調整など、お安いものだろう。竜崎は民間企業でクレーマー対応をさせても優秀に違いない。結局竜崎がすべて取り仕切ることになるのはお約束。

     十分水準以上に面白かったとは思うけれど、展開がトントン拍子すぎる感があるかな。本作では竜崎はほとんど悩まないし迷わない。海千山千のエリートたちの懐に入ってしまうのは、竜崎の人徳なのだろうか。伊丹だったら門前払いかもしれないが…。また、恒例の竜崎の家庭事情との絡みはやや強引だったか。

     しかも、こんなオチまでついていて、もう笑うしかない。今後またシリーズの番外編が書かれることがあったら、是非彼を主人公にしてほしい。すっかりスーパー署長になった竜崎。いつまで大森署に留まるのだろう。満更ではなさそうだけど。

  • 【111冊目】竜崎のもとに次から次へと押し寄せる事件やトラブルの数々…快刀乱麻のように解決していく竜崎がかっこいい。相変わらずこのシリーズは面白いです。店頭で見つけたら迷わずに即買い。

  • 今回もひたすら判を押して押して押しまくる竜崎(笑)

  • 竜崎みたいなのが日本をまとめてくれたらな。
    てか、書類に判押しすぎ笑。システム化しましょう。

  • 図書館で借りた本。
    シリーズの4作目。今回はある特徴的な殺人事件と、ひき逃げ事件、さらに麻薬捜査と連続放火事件、娘の美紀の婚約者の飛行機事故。これらのことが竜崎の周りで一度に起こる。
    原理原則に従って、竜崎はどう裁いていくのか?

  • '3疑心'がつまらないので読むのをやめました

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転迷: 隠蔽捜査4 (新潮文庫)の作品紹介

大森署署長・竜崎伸也の身辺は、にわかに慌しくなった。外務省職員の他殺体が隣接署管内で見つかり、担当区域では悪質なひき逃げ事件が発生したのだ。さらには海外で娘の恋人の安否が気遣われる航空事故が起き、覚醒剤捜査をめぐって、厚労省の麻薬取締官が怒鳴り込んでくる。次々と襲いかかる難題と試練――闘う警察官僚竜崎は持ち前の頭脳と決断力を武器に、敢然と立ち向かう。

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