こうばしい日々 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 5383
感想 : 356
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  • Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101339122

感想・レビュー・書評

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  • 江國さんの文章はとにかくお洒落。読んだ瞬間に江國さんだなと思う文章を書かれる。
    そしてタイトル一つで人を惹きつける魅力的な言葉選び。素敵。
    江國作品は生レモンを入れた水を飲んだ時みたいな読後だと常々思う。

    表題作の「こうばしい日々」よりも「綿菓子」のほうが断然好きだった。中学生の頃って、高校生や大学生の異性がすごく大人に見えて憧れちゃうんだよね。
    姉の元彼にちょっと背伸びした恋心をもつみのりもすごく可愛くてよかったけど、おばあちゃんと絹子さんの関係、メロンの約束を果たし続ける父母の愛情、みのりを見守る大人たちがとても素敵だったなと思った。
    最後の終わり方は個人的にはキュンとして、背伸びをしたみのりの恋の物語としては最高の終わり方だと思った。
    ただ他の江國作品のほうが好みだったので星2。

  • 2023.11.21

  • 江國香織さんの小説は無色透明。普通の日常を細やかに描いている。期待していた内容とは違ったかな。もう少し日米感の文化や感覚の違いにスポットがあたるのかと…。タイトルの魅力はピカイチ。

  • あっという間に読んでしまいました。
    普段の生活からも感じれることだったり、登場人物の性格がわかりやすかった。金のしずくは最後キュンとしてしまいました。

  • 2010/1/8

  • 2つのお話はそれぞれ少年と少女が主人公で子どもの視点で語られている。子どもの幼さ無邪気さ、単純であり複雑な気持ちや思考が描かれていて面白かったけど、対象についてもう1歩深く踏み込んでほしかった。言いたいことがわかったような、わからなかったような。

  • 江国さんの作品は大好きだけど、これは退屈だと思っちゃった。この穏やかな感じは素敵だけど、うちにはまだ早すぎたかなって思う。

  • 『綿菓子』の方が好きかな。
    悲しい恋だけど、きっとみのりはいい女になるな。

  • 小学生が生意気!

    コーヒーの口うつしが気持ち悪い・・・

  • 何が面白いのかさーっぱりわからず。

著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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