ぬばたま (新潮文庫)

  • 新潮社
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本棚登録 : 456
感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101340319

感想・レビュー・書評

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  • 高知の山奥に泊まったときに、旅の供として選んだ。山にまつわる恐ろしい話は私自身も聞いたことがある。すべてを包み込むような優しさと、すべてを呑み込んでしまうような恐ろしさで、山は人を狂わせる。。。おもしろかった。

  • 山に対する恐怖心を掻き立てられた。怖いけれど、納得してしまう話ばかり。

  • 青春小説の名手であるあさのあつこさんが描く山を舞台にしたホラー。
    私の妻の実家が、まさに物語の舞台のような山奥にあり、夜に煙草を吸うため外に出ると、漆黒の闇にそびえる姿と表現不可能な音に、何度となく恐い思いをした。
    生命の源は海にあるというが、死者が還る場所は山なのかもしれない。

  •  蛍が欲しい。
     雰囲気も良い、テンポも良い。でもどこを見て良いのかわからない画面作りの映画みたい。

     雰囲気のためのストーリーの筋がないのは当然とは言え、読み手の気を引く暗闇の中の蛍みたいなものがあるといいなぁと思った。
     単純にエロスでもいいとおもうんだけどね! なんとなくお上品で一歩引いた感じ。でもこの方が綺麗なのかなぁ。好みだろうなぁ。

  • うーんいまいち。途中までは良かったけど畳み掛けでガクンと失速したかんじ。

  • 2011 2/21

  • 今までのあさのあつこさんの話(私が読んだことある作品)と比べて毛色が違う雰囲気でした。なんか京極夏彦みたいな感じ…
    難しいわけではないのでその分読みやすかったけど、ぞくぞくしました。
    最後の締めくくりにもやられました。
    また、あさのさんは出身が岡山ということで、岡山越してきて6年の自分にとっては田舎の訛りがかなり親しみやすかったです(>_<)
    「山に還りなさい」なんて言われたらどうしよう…そんな風に考えてしまいます(-。-;

  • 比較的妖しい話は好みなのだけども、これは正直好みじゃなかった。
    電車で移動中の暇つぶし用に持って行ってて、手元にこれしかなかったので読み続けたけど、自宅で読み始めてたらきっと途中で放棄してた。

  • 山にまつわる短篇集
    最後の話が一番好き

  • 歯医者の待ち時間に読むために借りた本である。
    あさのあつこという作者は、
    青春小説を書いているとしか知らなかった。
    だから幻想的な物語と書いてあったので、
    ファンタジー的なものを期待していた。
    ところが…

    途中で何度読むのを止めようと思ったことか。
    私には、怖いというよりも気持ち悪かった。
    山の怖さではない。
    人の怖さ、おぞましさ。
    特に1話目の気持ち悪さはひどかった。

    4話目で少し救われたかな。
    それでももう読みたいとは思わない。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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