噂の女 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1838
感想 : 200
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  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101344720

感想・レビュー・書評

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  • おもしろいな~
    どんどん気になる噂の女

  • 奥田秀郎さんの作品は読みやすくて好きで手に取った。
    確かに読みやすかったが、ちょっと噂の回しが長かったかなーと個人的には中弛みを感じてしまった。最初の引き込みと後半のドキドキ感はたまらなかった。

    女で生まれたからには男より稼がなきゃ

    この目線は今の時代的には当てはまらないのかもしれないけど、いろんな性別、家庭、仕事の人がいてでもどの人たちからも同じ目線で見られている美幸はある意味てアイデンティティを確立していて憧れの存在なのかもしれないなと

  • 岐阜弁、いいなぁ。文字で読むと、ほとんど名古屋弁みたい。
    東野圭吾さんの白夜行の女主人公と手を組んだら、どんな事になるんだろう? 男なんて全く歯が立たない、最強コンビとなるに違いない!

  • f.2023/4/23
    p.2015/6/29

  • 読み進められず、完読まで時間要する。
    コンセプトはおもしろいけど、バラバラな物語りが最後までまとまらず終わった。

  • 記録

  • 要するに、母には自立経験と成功体験がないのだ。だから頑張ることもしないし、目標も持たない。
    一人が怖いから、離婚の選択もない。
    ただ、テレビの前で一日を過ごし、家族の帰りだけを待っている。

    ーーー
    中古車販売店の女
    麻雀荘の女
    料理教室の女
    マンションの女
    パチンコの女
    柳ヶ瀬の女
    和服の女
    壇家の女
    内偵の女
    スカイツリーの女

  • なんとなく借りた。
    短編集なんだけど、語られるのは噂の女、糸井美幸。おそらく、作者の出身地岐阜を舞台にのし上がっていく女。
    彼女の視点では語られず、まわりの視点で語られる。高校まで地味だった彼女が何故短大に入ってからハデになったのかは謎。あまりステキな家庭では育ってなさそうだけど、ヤクザまがいの弟とは仲が良いみたい。
    地方の慣習とかいやらしさが前面に出てて、それを利用してのしあがっていく噂の女。爽快なのよね。これは女性が応援したくなる。
    最後は逃げちゃうけど、一筋縄ではいかない逃げ方。

  • (データ移行)

    奥田英朗さんの相変わらずの読みやすさは圧巻。 1日で読み切ってしまった。

  • 短編10章を通して、1人の女性の人生や秘密がどんどん分かってくるお話。
    あーいるいるこんな子、、って思いながら読んでいったらとんでもない女だった。単純にめちゃくちゃおもしろい。
    でも、ぜんぶ噂。果たして噂の通りの女なのか、田舎町の下世話な妄想なのか。

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著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。近著に『罪の轍』。

「2021年 『邪魔(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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