- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101347202
感想・レビュー・書評
-
一つ一つの謎が解けてきて、後半は尻上がりに面白くなってきた。
ただ"MARKS"の5人が北岳で行った過去の過ちは、そんなオチ!?と言うのが実感だ。やった行為よりそれに至る背景にもう少しヒネリが欲しかった。
水沢裕之が最後に荷物の中に持っていた高木真知子の白いサンダルの件が何とも言えない所だ。歪な男女の関係でありながら、そこにはしっかりとした気持ちがあったんだ、、、詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ずっと気になってたがついに読んでみた。重厚な雰囲気を最後まで崩れず、引き込まれつつ物語が終焉を迎えた感じ。ミステリーの要素もあるものの、どちらかと言えば、人物の内面描写で読ませていく作品。しばらくしたら再度するだろう。
-
2011/09/17完讀
★★★★☆
讀完最終章,坦白說我對最後謎團簡單的真相感到意外(從第一卷讀起來還以為背後有個龐大的陰謀架構或者更多的內情)。如果把他當作推理小說,有些不合理跟過於薄弱的部分,最後解謎更是無力,實在有些可惜。但瑕不掩瑜,作者原本就是以純文學為目標,她的書享受的是閱讀過程那執拗、有厚度的描寫,一種很獨特的濃密感。我實在很佩服她的描寫和人物塑形,縱使我對警察小說沒興趣,依然很想續讀合田系列。我最感興趣的是兇手水沢(要是五人的殺人動機和過去能更直接和他有關就好了)和真知子,好想看更多更多關於水沢的描寫!
(392page) -
漸く上下を読み終えた、高村作品はあまり読んだことなかったが、新聞などでよく見かける時事評論で知的で素敵な人と尊敬していた。
この作品、私には少し複雑な人物構成で途中までは難儀した。
山の描写、警察、検察の内部事情などとても面白かった。
この作家、すごい数学的頭脳を持った人と尊敬の念が深まった。 -
再読ではあるが、ほとんど覚えていないが、改めて読んでみたが、癖の多い猟犬のような刑事たちの縄張り意識のありようや、魑魅魍たちが蠢く世界の霞が関、その中であがく主人公と「彼」に翻弄される犯人。重厚な物語の終わりは、あっけないほどに終わりを迎える。それにしても、犯人は何故、MARKSの犯罪を暴く行動に出たのか、老人の時計はどうして死体と一緒に出てきたのか等、再読しても分からないことが残ったが、見落としか?
-
講談社文庫で既読だったので再読だが、硬質・重厚・緻密な展開に魅せられる。そして「美しくない」美しさが素晴らしい。矛盾した表現だけれども。
-
単行本/講談社文庫版で既読。