村上海賊の娘(四) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 3113
感想 : 257
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  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101349817

感想・レビュー・書評

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  • 最終巻

    終始戦闘シーン。熱い攻防戦に手に汗にぎるが、さすがに長すぎて飽きる。
    ラスボスがゾンビ耐久

    はじめて時代小説を読んだが、日本史に興味を持つ理由がわかる気がした。
    1番嫌いな教科が歴史だったけど、こういう作品を読んでいたらまた印象が変わっていたかもしれない。
    そう思わせてくれる作品でした。
    ☆3.3

  • 過剰に映像的。サービス精神もここまで過剰だとおもしろい。

  • 村上海賊の娘、景と木津川合戦の話。村上海賊かっこよ!泉州侍の豪快さ面白!景の優しさと強さに惹き込まれる!雑賀衆孫市クール渋いかっこいい好き!兎に角海賊衆の生き様かっこいい!とめちゃくちゃ楽しかった。解説で主人公含め実在し史実に忠実とあり驚いた!名前だけの木津川合戦が色付いた。

  • 自分のやりたいように生きられる時代が羨ましい。主人に対しては窮屈さはあるだろうが、生き方に窮屈さは感じられない。
    実在人物のその後を知ると胸がきゅっとなる。

  • 本屋大賞の期待ほどではなかった。
    が想像より、ちゃんとした歴史小説であった
    歴史小説がゆえの読みづらさもあり
    サクサク読める本ではない
    スケールは大きいが、スピード感にかける
    明らかにスピード感のあるべき箇所でも、ずんずん先を読みたくなるかというと意外とそうでもない。

  • やっと読み終えたなという感じがした。

  • 43

  • 最終巻は1冊まるまる木津川合戦。村上海賊を主力とした毛利軍と、真鍋海賊を主力とする織田軍の海戦は、さすがのド迫力。ぶつかりあう猛者たちの戦いっぷりにまさに血沸き肉躍る。景も自分らしさを取り戻して迷いがなくなったので、その戦いっぷり自体はとてもカッコイイ。

    しかしどちらの海賊もいわば傭兵、雑賀党も含め、織田に雇われてるか毛利に雇われてるかの違いだけで凄惨な殺し合いをしなくてはならないのは勿体ないなあ。好敵手に出会えてワクワク、みたいな少年漫画的戦いには仕立て上げてあるけれど、やはり景が戦を始めた理由と、鬼手云々には最後まで納得いかなかったこともあり、主人公側から見れば敵であるところの泉州侍、真鍋海賊たちのほうに内心肩入れしてしまった。

    作者が史実を徹底的に調べているところは好感度大。のぼう~からずっと、戦国時代とはいえ比較的マイナーな一戦場をクローズアップして主題に選んでいるのも一貫しているし。当時の人名や専門用語など、丁寧にふりがなを振ってあるのは新潮文庫にありがとう(笑)人名とか最初に覚えたつもりでも、しばらくするとまた読み方忘れたりするので、章が変わるごとに何度でもふりがなつけてくれるのが大変親切でした。

    逆に気になったのは登場人物(とくに景)の言葉使い。昔の人がどんな喋り方をしてたか正確に再現するのは不可能だしもちろん雰囲気のみの基本現代語訳でいいと思うのだけど、それにしてもあまりにも場違いな現代の若者言葉がたまに混じるのが、のぼう~の頃からひっかかっていました。今回、泉州弁など上手く駆使してあっただけに、余計にたまに出る「現代弁」が浮いていたかも。

  • なんだか、あっぱれなお姫様。というより姫さん。

  • 4巻分読破。読むのは結構疲れた。ちょうど四国に行ったばかりだから、情景がよく浮かんだ。主人公感あふれる景にはめちゃくちゃ惹かれた。争いの世でしか生きられない海賊の存続を憂うところはジーンときた。
    最後のそれぞれがそれぞれの人生を送り、それぞれに散っていったところが歴史の儚さと重さを感じた。

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