映画篇 (新潮文庫 か 49-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (501ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101351520

感想・レビュー・書評

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  • 2020.1.6
    ゆみちゃんに借りて

    ローマの休日を中心に進む物語

    市民会館
    在日
    35mmフィルム
    違法な薬
    レンタルビデオ屋
    夏休みの自由研究
    両親の離婚

    無敵すぎるライダーおばちゃん
    過去の復讐前の温かな1日
    隣の席の友達
    父親からまさかの強盗計画
    ばあちゃん想いな孫達
    ローマの休日上映会
    まさかの違う映画でしたパテーン

    短編集だけど繋がりがあって
    おおおお!ってなる作品。
    もう一度読み直したい!

  • 久しぶりに本を読んで泣いた。
    全然関係ない、それぞれが映画をテーマにした短編集かと思いきや、最後にまとまってスッキリする本。
    言葉の選び方一つ一つにぐっときて、じわーっと浸透する感じが心地よかった。
    ローマの休日、久しぶりに見ようと思った

  • よかった。人生の様々な岐路に立つ人たちの葛藤、思い出、そして未来に向けて、映画がそっと後押しをしてくれる。映画はほんのきっかけにすぎん。そこから進むのは自分自身。

  • 表紙が真っ白で、「映画篇」なんていう名前だとなんだか堅苦しいかと思ってましたが、
    笑ったり、微笑んだり、なかなか感慨深いストーリーです。阪急電車みたいな感じです。(雰囲気もストーリーも全く違いますが、読めばわかります。)
    まさに1ページ目にすべてがつまっていると思う。映画はそんなに詳しくないですが、ドラゴン怒りの鉄拳と太陽がいっぱいとローマの休日は見ておいたら尚楽しめると思います。
    内容について具体的に言えば、最後の愛の泉が好きかなぁ、やっぱり集大成ですから。それに、1番笑えたし、心に来た。
    ケン坊のカレーの下りとか、「ここはおじいちゃんの席だから」などなど。
    是非一読あれ!
    ローマです!なんと言ってもローマです!

著者プロフィール

1968年埼玉生まれ。慶應義塾大学法学部卒。1988年「レヴォリューションNo.3」で第66回小説現代」新人賞を受賞。2000年『GO』で第123回直木賞を受賞。

「2020年 『映画篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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