善人長屋 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 62
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101357744

感想・レビュー・書評

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  • 短編が9つ、どれも読後感が爽快だ.最後の2つは連作で加助の妻との話だが、複雑な筋が巧みに組み合わされている.長屋の皆が裏稼業を持っているという設定もユニークで、難題が持ち上がるたびにそれぞれの特技が遺憾なく発揮される、「犀の子守歌」は性同一障害を持つお殿様の問題を取り扱っている.男色という風習が公然と通用していた時代ならではの話だ.でも、興味深い題材を難問として取り上げ、チームワークで解決する長屋の連中の佇まいに少し嫉妬を感じる.

  • 99
    なかなかジーンと来るものがある。

  • 長屋に住んでる皆が根が良い人達ばかりで、持ち込まれる事件を解決していく様が気持ちいいです。
    皆が抱えている物も丁寧に描かれているし、恋愛要素も入ってたりして盛りだくさんで楽しめました。続編希望。

  • A棚にも登録。さすが著者の作!よい!

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著者プロフィール

1964年北海道生まれ。2005年『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビュー。12年『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞、15年『まるまるの毬』で第36回吉川英治文学新人賞、21年『心淋し川』で第164回直木賞を受賞。著書に『九十九藤』『ごんたくれ』『猫の傀儡』『銀杏手ならい』『無暁の鈴』『曲亭の家』『秋葉原先留交番ゆうれい付き』『隠居すごろく』など多数。

「2023年 『隠居おてだま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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