なんくるない (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101359298

感想・レビュー・書評

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  • 最後数ページの主人公が自分の感覚に確信と自信を取り戻す文章が気持ちよい。

  • 私の思うよしもとばななさんの良さが詰まった短編集だった。これから沖縄に行くから気持ちがより高ぶったのかも。また読むと思う。人の気持ちって生き物なんだって思った。

    2016.4.18


    沖縄旅行の後に余韻に浸りたくて再読。やっぱり良かった。
    2019.5.9

  • 夏が来ると読むよ

  • 久しぶりにばななさんを一冊読んだ。やっぱり言葉の選び方や空気感が好き。沖縄もいい。

  • よしもとばなな、少し重くなってきた最近。
    ちょっと難しかった。

  • 作者にとって、沖縄はすごいパワーを持っている場所ということが伝わってきた。

  • この本は、作者のばななさんが「あなたは絶対に沖縄が好きだ」と事務所のスタッフに言われて沖縄に行ったことで生まれた本らしい。「キッチン」と同じく大切な人との別れや、その死と、そこからの再生の物語だが、この小説ではそこにキーワードとして「沖縄」が入ってくる。傷ついたり、都会の生活で何かがずれてしまった主人公たちが、沖縄の独特の自然や人間の温かみのなかで癒され、再生していく物語。こんな小説を読んでしまうと、自分も死ぬまで一度沖縄に行ってみたい気分になる。

  • 図書館で。単行本で一度読んでいて、もう一度読みたくて借りました。大好きな沖縄の風を胸一杯に満たせました。宝物のコトバが敷き詰められていました♪

  • 沖縄には、何かがあるのだ。人を救う、何かが。

    「ちんぬくじゅうしい」「足てびち」「なんくるない」「リッスン」の4作が入った短編。沖縄は、何かが違う。それは独特の文化だろうか。南の島だからだろうか。

    「ちんぬくじゅうしい」では、那覇のおばさんのことばが、「足てびち」では、沖縄の友達とその奥さんの姿が、「なんくるない」では、沖縄で出会った年下の青年トラが、「リッスン」では、浜にいた女の子が、それぞれの話の主人公を救ってくれる。都会と沖縄、という対比で語るとあまりにもあまりかもしれないが、沖縄には何か人間をまともにさせる力を感じる。

  • 正直、イマイチだった。
    言い表せない繊細な心の機微を、丁寧に言葉でカタチ創るばななさんの作品が好きなのだけれど、どうもしっくりこなかった。
    沖縄という舞台をテーマに無理やり物語を詰め合わせた感が否めない。
    受け入れ側(私自身)の状態にもよるのだろうか、兎にも角にも今の私が浸かれる作品ではなかった。

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著者プロフィール

1964年07月24日東京都生まれ。A型。日本大学芸術学部文藝学科卒業。1987年11月小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞受賞。1988年01月『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞受賞。1988年08月『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞受賞。1989年03月『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞受賞。1993年06月イタリアのスカンノ賞受賞。1995年11月『アムリタ』で第5回紫式部賞受賞。1996年03月イタリアのフェンディッシメ文学賞「Under 35」受賞。1999年11月イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門受賞。2000年09月『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞受賞。『キッチン』をはじめ、諸作品は海外30数カ国で翻訳、出版されている。

「2013年 『女子の遺伝子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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