オキーフの恋人オズワルドの追憶 上 (新潮文庫 つ 17-10)

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  • Amazon.co.jp ・本 (615ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101361307

感想・レビュー・書評

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  • 2013.7.24読了。

    文庫化記念に、10年ぶりに再読。
    しっかり面白い。

  • 二つの世界が同時に進行していく。
    話が複雑で読み終わってからも何度も読み返してやっと理解できたかな、という感じ。

    本当に悪夢のようで怖い、文字だけでこんなにはらはらさせるのは凄いと思った!

  • 上下読了。

    苦手な辻仁成だったけど面白く読めた。
    2つの物語があるけど、4勝目くらいまでの「オズワルドの追憶」が格別に面白い。
    長さを感じさせない本。

  • 上下巻読んだけどまとめて。

    辻さんの文章もとても好き。
    恋愛小説じゃなくて、この本みたいなミステリーも良い。

    「オキーフの恋人」と「オズワルドの追憶」という2つの物語。
    「オキーフの恋人」の中で登場人物が書いているのが「オズワルドの追憶」という話。
    最初はきちんと分かれた物語なんだけどだんだんかさなってきて……。

    でも気をぬいてるとすぐわからなくなる笑。
    分厚くて量もあるけど、気にせず読める……かな。

  • ◆あらすじ◆
    忽然と消えた孤高の作家・高坂譲が、失踪前に遺した小説「オズワルドの追憶」には、連続殺人事件に巻き込まれる新米探偵・夢窓賢治の悪夢が描かれていた。
    担当編集者の小林は、美貌の代理人・榛名潤子とともに高坂の行方を追うが、小林にしか見えない内なる子供オキーフが現れては、彼の隠れた欲望を笑うのだった。
    いま、現実と虚構のパラレルワールドが、現代社会の禁じられた暗黒面を開く。

  • めっちゃながかったけど読み終わりました。
    あまり辻さんっぽくなかったのでびっくりしました。

  • 二つの交錯する世界。村上春樹の作品を思い出してしまった。
    次はどうなるんだろう?とドキドキしながら読めた。

  • 現代の医学(?)科学(?)精神学(?)てすごい。
    というかむしろ怖い

  • パラレルワールドは村上春樹だけじゃない!!
    スリリングでハードボイルドでいて、幻想のような世界観。
    春樹氏の『海辺のカフカ』、『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』のパラレルストーリーより好きです。

  • パラレルワールド。だんだんと境界が曖昧になってきて、概視感に捉われる。オズワルドの追憶のがハードボイルドで好きだな。

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著者プロフィール

東京生まれ。1989年「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。以後、作家、ミュージシャン、映画監督など幅広いジャンルで活躍している。97年「海峡の光」で第116回芥川賞、99年『白仏』の仏語版「Le Bouddha blanc」でフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞。『十年後の恋』『真夜中の子供』『なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない』『父 Mon Pere』他、著書多数。近刊に『父ちゃんの料理教室』『ちょっと方向を変えてみる 七転び八起きのぼくから154のエール』『パリの"食べる"スープ 一皿で幸せになれる!』がある。パリ在住。


「2022年 『パリの空の下で、息子とぼくの3000日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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