- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101369204
作品紹介・あらすじ
鰹、白魚、鮭、柿、桜…。江戸の四季を彩る「初もの」がからんだ謎また謎。本所深川一帯をあずかる「回向院の旦那」こと岡っ引きの茂七が、子分の糸吉や権三らと難事件の数々に挑む。夜っぴて屋台を開いている正体不明の稲荷寿司屋の親父、霊力をもつという「拝み屋」の少年など、一癖二癖ある脇役たちも縦横無尽に神出鬼没。人情と季節感にあふれた時代ミステリー・ワールドへご招待!
感想・レビュー・書評
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人情に溢れた宮部みゆきさんの江戸時代のミステリー。
岡っ引きの茂七親分が難事件に挑んでいく。
江戸時代の季節や人々の暮らしも感じられ、楽しめました。
茂七親分に、何かあったら相談にいきたいわ。 -
小説歴史街道連載の6編を収録。 回向院の茂七が登場する連作短編。再読。脇役が良く、茂七は、とても良い。新作3編を追加した「完本」付きの同名作品も読んでみようと思います。
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再読2013.12。
時代ものは苦手中の苦手なんだけど、これだけ短編だと頑張って読める。
読後は、とにかく続きが読みたい!
霊感坊主と稲荷屋が気になるるる〜!
回向院の旦那と同じで、夜中にちょっと食べたくなるようなお食事がとても素敵。湯気が香ってきそう。
完全版?みたいのが発行されたようなので読んでみよ! -
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この間、再読しましたが、何度読んでも面白い。回向院の茂七シリーズ、続きを書いてもらいたいですね。この間、再読しましたが、何度読んでも面白い。回向院の茂七シリーズ、続きを書いてもらいたいですね。2013/04/05
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茂七のいい親父っぷりが魅力的!
屋台のシーンでは、江戸時代の食事でそんな豪華なものではないのに、すごく美味しそうに描かれている!
重くない話で、サクッと読めます。
でも読み出すと止まらない!
屋台の親父の正体が気になるところです。続き、でないのかなぁ〜。 -
私にとってもこれが宮部みゆきさんの初読みの一冊。
推理小説として綺麗に事件を解決する結末も好きですが、江戸を舞台にした小説には人情というスパイスで曖昧なまま終わる結末も多く、そういう結末も大好きです。久しぶりの一気読みでした。
印象に残ったのは「凍る月」タイトル共に良かったです。
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祖母か勧められて読んだ一冊。
時代小説は途中で挫折することもままあるのですが、これは読み切ることができました。
私は人情ものが意外と好きなのかもしれない。 -
とあるアンソロジーに収録されていた宮部みゆきの時代ものを読んでからいつか時代もの一冊読みたいと思いつつなかなか機会がなかったけど、この本で時代小説デビュー(?)!
どの話も切なさもあり、人情味を感じられて良かったです。
続きが気になると思ったら、別の本で3篇新作(?)が追加されてるんだ。
それも読みたいし、他の宮部みゆきの時代ものも読みたい…!(・∀・)