- Amazon.co.jp ・本 (586ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101394336
感想・レビュー・書評
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感想を書いてる所でアプリが落ちました。本当にありがとうございます。
えーっと。まとめから入ろう。四季冬読んでいない人は絶対読んじゃダメ。フリじゃないからね。
これを読んだ後四季冬を読み返して解決。クジ・アキラは久慈昌山の娘、サエバ・ミチルは四季の子供。クローンっていうのも解決。メグツシュカは四季のクローン。子音も「mgtsk」で真賀田四季と同じだね。ついでに四季冬の犀川は犀川と西之園の子供。本家犀川は社交辞令なんて絶対言わないし。まぁ言われてみればの話なんだけど。デボウ・スホといいメグツシュカといい目の表現が四季と同じで気になってはいたんだよなー。メグツシュカの秘書のパトリシアも四季冬で四季の秘書してるし。そうするとなんでパトリシアはメグツシュカの秘書をしてるかっていう問題が出てくる。
僕はメグツシュカの身体は四季のクローンだけど脳は四季なんじゃないか、と思う。本作のミチルとの会話からもそんな感じがした。つまり四季はもう精神体になっていて、クローンの身体を通じて外部に発信している、と。しかし、四季冬のラスト「スイッチを切った」とか明らかに本家犀川がいることがやや不可解。訂正。四季の身体はたくさんある。脳は一つ。どうだろうか。
この百年シリーズ三冊目が全てのまとめになると思うが、GシリーズもXシリーズも完結までまだ数冊ずつ残している。脳だけ残してでも最後まで見届けたい。
もう少しだけ書く。ウォーカロンって「walk alone」か。…本当に少しだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
10年ぶり?くらいに再読(2021.06)
3作目読めていなかったため復習のつもりも、海が〜という場面以外詳細は記憶の彼方に消えていて、犯人は誰だっけ?と。
★振り返り
ジャーナリストとしてほぼ鎖国状態の海辺の街を訪れたミチルたち(イメージはモン・サン・ミシェルぽい?)。取材を進める上でまたしても殺人事件に遭遇。そして首をつっこんでいく笑笑
街に感じる違和感は?外界と隔絶された街で起こる認識のズレはいつ治るのか?取材はうまく行くのか。100年シリーズ二作目。
★感想
前作よりもミチルとロイディの新しいコネクションが強くなり、
ミチルとアキラという過去の関係性の未知の部分が露呈し始める。色々な謎を残したまま(読み取れなかっただけかも?)終幕。
自分とはなにか?認識している世界は正しいのか?前作に引き続き、生きている、死んでいる、とは?死生観に疑問を投げかける。
永く眠りにつくだけ、という表現が頭にこびりつく強さ。
出番は特殊だが、デボスホウの存在がチラつく。ミチルの物語はどこへ行くのか。しかし三部作。。
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こちらも再読。忘れていた登場人物にふふり。
そういえば森さんの本は色々好きだけれど、人に勧めるのは決まって百年シリーズです。 -
森博嗣百年シリーズ第2作
前作とこの作品だけが新潮社から出ているようだ。新しく講談社から出たようなので、このシリーズ一式講談社へ移行したのかな。
今回も美しい女王が住む、伝説のイル・サン・ジャックという謎の島に、サエバ・ミチルと相棒ロイディが招かれる。やはりミステリーなので、奇妙な事件が起こるのであるが、そこは舞台が未来だからか奇想天外な結末という感想しかない。
しかし、今回のミチルは前作に比べてなかなか推理が冴えているように感じたが、これはミチルが抱える特殊な状況がそうさせたのだろうか。現在から100年後くらいが舞台なので、やはりSFっぽいところがなんとなく魅かれる。SFとミステリーの両方を味わえるとは、なんとも贅沢な作品なのではないか。
後、悪役と思った警官のカイリスが、なんかいいやつじゃないかというのが印象的だったな。
さて、ここの女王はメグツシュカとな。メグツシュカ、メグツシュカ...、mgtsk...、うーむなんとなく、この女王様の雰囲気が...。
GシリーズとXシリーズを読んでからの再読なのだが、最初に読んだときは気づかなかったことが結構あるものだ。しかし、森ワールドの壮大さには驚かされる。 -
ロイディとの会話がどんどん面白くなってる。
メグツシュカが真賀田四季でミチルがミチルなのかな。とか今まで読んできたところなんかも想像すると楽しい。こんな設定ありえないけど、引き込まれて一気読み。 -
14.02.xx読了。華麗なる神秘なる森世界。そして躍動感あふれる行動的なシーン。女王の静的な生と動的な死。素晴らしかった。