ボクの町 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (516ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101425221

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  • 毎日新聞1997年9月24日~1998年6月22日掲載のものを1998年9月毎日新聞社から刊行。2001年11月新潮文庫化。シリーズ1作目。青春警察小説。ユーモラスなものの、新聞連載のせいか、冗長さや、くり返しが気になり、あまり楽しめませんでした。次作に進みます。

  • 主人公は巡査見習いで交番勤務研修。この聖大が気に食わなくて、読んでて辛かった。周囲の人間はそこそこ面白いのだが、延々聖大の不貞腐れた視点で話が進むので、苛々。友香里の謎言動もオチなくて意味不明。あらすじにコメディってあったが笑えるとこ一個もなし(このあらすじ、かなり終盤の件まで書かれてるな・・・)。終盤はスピード感ある展開で読めたし急に出てきた小桜先輩との絡みもまあ面白い。警察のお仕事小説としては興味深いが、主人公をここまで駄目男にする必要あった?職務に目覚めたようにも、成長も、全く読み取れなかった。

著者プロフィール

1960年東京生まれ。88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、2016年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ライン』『鍵』『鎖』『不発弾』『火のみち』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ウツボカズラの夢』『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』『犯意』『ニサッタ、ニサッタ』『自白 刑事・土門功太朗』『すれ違う背中を』『禁猟区』『旅の闇にとける』『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『いちばん長い夜に』『新釈 にっぽん昔話』『それは秘密の』『六月の雪』など多数。

「2022年 『チーム・オベリベリ (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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