いつか陽のあたる場所で (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101425498

感想・レビュー・書評

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  • 戸籍を抜かれていく瞬間の気持ちは、何にも代えがたい臨場感を感じ取れた切ない瞬間。

  • 芭子と綾香、2人のキャラクターが良い。前向きになれる話。

  • 391

    2017年では25冊

  • 2016.10.1

  • 世の中の片隅でひっそりと生きる女性ふたり。

    嵐のような悪夢のような日々の次に来る日々。
    重い設定だけど、読後が悪くないのは、やはり、二人のひたむきさ故だろうか。
    いつか、心から、暖かな陽だまりを感じられる日がやってきますように。

  • 前科を持った人の物語ですが、重苦しさよりも、
    朗らかに感じながら読めました。
    続編も是非読もうと思います。

  • yom yom の連載をとびとびに読んでいて好きな物語でした。ドラマでは、主人公の2人がちょっとかわいそうな印象に思えたので、あらためて書籍化したものを通して読んでみたら、こちらもそんな雰囲気。。。
    主人公たちは罪を償っており、しかも人間味ある魅力的な2人だったので、罪を犯したことを心に刻みながらも、そして不安を抱えながらも、もっと静かに明るく生きていく物語であったなら。と思いました。

  • 前科がある故につきまとう憂鬱さ。でも彼女たちの生活を読んでいて少しずつ元気や前向きな気持ちを貰えた気がした(^^)続編も気になるなあ。2015.12.23読了

  • 前持ちであることをなしにしても、下町特有の閉鎖されたコミュニティーを恐怖に感じる若い世代の心情がとてもリアルに描かれていたように思う。隠し通さなければならない過去がある、けれど舞台を下町である谷根千にしたのは、今の芭子には自分のテリトリーに土足で踏み込んでくるような他人ですら疎ましくとも必要だからと解釈。

    居心地が悪いと感じる街が、他人の心に触れるにつれて、彼女にとって大切な居場所になってくれればと願う。

  • 刑務所をでた二人の女性の話。凸凹コンビでお互い問題を抱え、支え合いながら暮らしている。ライトなタッチで直ぐに読めた。
    続編があるらしいので読んでみたい。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、2016年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ライン』『鍵』『鎖』『不発弾』『火のみち』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ウツボカズラの夢』『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』『犯意』『ニサッタ、ニサッタ』『自白 刑事・土門功太朗』『すれ違う背中を』『禁猟区』『旅の闇にとける』『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『いちばん長い夜に』『新釈 にっぽん昔話』『それは秘密の』『六月の雪』など多数。

「2022年 『チーム・オベリベリ (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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