ドナービジネス (新潮文庫)

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著者 : 一橋文哉
  • 新潮社 (2004年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101426259

ドナービジネス (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  •  作り物ではないリアルな恐怖が現実にある。途上国のマフィアを通して臓器が売買される。それを買うのは富める国の人々である。中国には臓器を売ることで生活をしている村があるそうだ。臓器を売って得た破格のお金で子供を進学させ、日々の糧を得るわけである。売る人も買う人も利があるのだからとマフィアに罪悪感はない。

     更に問題なのは死をもってしか得られない臓器の場合だ。そうなると誘拐や殺しも横行するし、臓器移植のための代理出産なんてことも現実にあるそうだ。現代は金持ちの病者にとっては天国である一方、別の角度からみると地獄のような世界だともいえる。

  • 人体をビジネスにしている世界のルポ。

    これがすべて実話だとすると怖いなあと思うより先に、もし身近に臓器移植が必要なケースが発生したらどうしたらいいんだろうと考えてしまった。
    自分だったら移植をあきらめることはできるかもしれないけれど、家族だったら?
    死に向かう姿を手を拱いてみていられるだろうか?

    家族と生きることについて話すきっかけにはなったけれど、お互いの立場が違って、まだ答えは出ていない。

  • 第一部の目次が衝撃的で購入。命を売り買いする人々、腎臓を買ったOL、生体解剖された少女、アルバイトはエッグ・ドナー、“ブタの子”を産んだ代理母・・。今思えば、うちが医療ミステリを好んで読むようになったのは、中学生のときに読んだこの本がきっかけだったかもしれません。最近では、代理母や臓器や卵細胞の売買、胎児を使った医療、豚の臓器を人間に使うなどという医療までも話題に上りますが、初めて読んだ当時はそういう方面に無知だったので、かなりショックを受けたという記憶があります。特にブタの子っていうのには・・。一橋文哉さんは宮崎勤事件やオウムや三億円強奪事件などについての本も出されてるんで、そういう事件ルポを書く人かと思えば、こういうルポタージュを書いたりもする人だったんですね。

  • お金で他人の臓器が買え、それを現実にビジネスになっているのはコワい。

  • 日本人が東南アジアに行くのは観光は勿論、買春だけではないんだなぁと思った。でも僕はそこまでして生きたくはないです。

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