ぬしさまへ しゃばけシリーズ 2 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101461229

感想・レビュー・書評

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  • 2016.02.17. 読了

    しゃばけシリーズ 第2弾

  • しゃばけシリーズ2作目。病弱だけど頭脳明晰で芯が強い一太郎のことが好きになってきました。お気に入りの話は「虹を見しこと」。一太郎は、桶の水に映る月を手に取れたことで、自分は誰かの夢の中にいるのだと気づき、いったい誰の夢なのか推理する。タイトルも、月を摑むところも、素敵だなぁ。

  • 廻船問屋兼薬種問屋の長崎屋の一人息子、若旦那こと一太郎が主人公の2作品目。

    今回もとってもおもしろく、実兄の松之助の話や仁吉の恋愛話など、あっという間に読んでしまった。

  • しゃばけの第2弾は短編集で読みやすかった。
    一太郎ってやっぱり心の優しいいい子だなぁと思いながら読んだ。
    一太郎と腹違いの兄松之助の話の「空のビードロ」と手代の仁吉が千年かけて想いを寄せた「仁吉の思い人」のお話が切なくてよかった。

  • 主人公が病弱なので動けない代わりに他の登場人物が生き生きと動くので面白い。栄吉はいつ、和菓子が美味く作れるようになるのだろうか? 思わず、笑ってしまった。

  • 「しゃばけ」の第2弾。
    短編でさらに読みやすい。
    時代小説ってやはり義理人情。
    いい人がいっぱい出てくる。
    おまけに妖怪出てきても違和感なし。
    これが現代小説だったら難しいんだろうな。。

    中学生の読書感想文には「しゃばけ」より
    こっちのがおすすめ。
    とはいえ、
    前回の「しゃばけ」を生徒の中学生に
    読書すすめたら
    「岡っ引き」「廻船問屋」など、その他モロモロ
    (時代劇には当たり前に出てくる)単語がわからず
    読みにくいとのこと。
    「水戸黄門とかでよく出てくるよ、岡っ引きとか」
    「水戸黄門って何?」
    「!!」
    時代劇、もっとテレビでやってほしい。。。

  • しゃばけシリーズ第2弾。

    今回は短編集。
    テンポ良く読み進められたので、早く続きが読みたいなぁって感じです。

    どんどんしゃばけの世界に入っていってる気がします。
    一太郎の成長していく様子が見られると思うと楽しみです。

  • 短編集。

    相変わらずの面白さ。それと、若だんなの病弱さ。

    妖たちもかわいい。

  • このシリーズめちゃくちゃ面白い。
    半妖の主人公と、仕える妖怪たちというありがちな構成だけど、他の本と違うのは、読んでて背中がひんやりするというか、ほのぼのした話なのになんだか怖いんだよね。
    なんでだろう、主人公が淡々としているからか、一見忠実な妖怪たちがたまに主人公にも分からない不気味な顔をするからか…
    これ漫画にもなっているのかな?漫画にしても凄く面白そう。

  • 前回とは異なり短編がテンポよく続く一冊。各キャラが掘り下げられていて前作読了かつ虜になってしまった私にとってはとても楽しく最後まで読めた。

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著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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