- Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101461250
感想・レビュー・書評
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長編
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短編集と思っていたら、しゃばけ以来の長編でした。
しかし、雰囲気は似ているようで違います。
なんというかキャラクター小説になってて
緊迫感があるはずのシーンも、すべてギャグに
思えてしまう感じ。
こちらがしゃばけの世界観に慣れてしまったのかな?
肝心のお比女ちゃんの悩みもなんとなく
掴みきれないまま、表面をさっと撫でて終わった感じ。
新龍さんのエピソードも好きだけど、もう少し
何かが足りない感じ。
長編だからと期待しすぎたのかな。
でも変わらずの春の日差しと和菓子とお茶のような
世界観は心地よく、すいすい読める面白さでした。 -
2016.02.26.読了
しゃばけシリーズ 第5弾 -
しゃばけシリーズ5作目。
箱根へ湯治。姫神様であるお比女ちゃん、守役の天狗、武士と朝顔。「自分とは?」悩める人々。
今回は長編。 -
いつも死にそうな若旦那と、そばに使える妖に厄災が降りかかるお話。
若旦那は何も悪くないのにかわいそう(笑)
箱根に湯治に行っただけなのに、湯にもろくに入れず巻き込まれっぱなし(笑) -
お江戸の廻船問屋券薬種問屋
砂糖より甘く甘く育てられている、病弱な若だんな。
祖母が皮衣という大妖のため、その血をひいた若だんなは妖が見える。
愛くるしい鳴家、男前な屏風のぞきなど、個性にとんだ妖怪がたくさん出てくる
今回は初めて若だんながお江戸を出て箱根を旅する。湯治のつもりだったが、、、
いつもは短編だけど、一冊まるまる箱根三昧。おもしかった! -
若だんなが旅に出る!
あーもう、ドキドキです! -
鳴家の使い方がちょっとピクミンみたいで可愛くて笑う。
『「うるさい天狗は、腕の代わりに舌を切り落とすべきですな」
若だんながけなされたと思ったのか、仁吉が蒼天坊の口調を皮肉っぽく真似て言う。』
切った本人が言うというお茶目っぷり。
仁吉さん楽しい。