野の花ホスピスだより (新潮文庫 と 11-3)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101477138

作品紹介・あらすじ

鳥取市にある、わずか19床の小さなホスピス「野の花診療所」。ここには、人の尊厳を大切にする穏やかで温かい看取りの実践がある。従容として死に向かう人生の最終章で人は何を思い、どのような言葉を口にするのか?家族はどんな心持ちで愛する人を見送るのか?「カントリー・ドクター(田舎医者)」の日々の診療風景から生きる哲学を導き出す医師の、軽やかにして深淵なるエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 死は誰もが経験します。死を考えない、死を遠ざける人生は傲慢になる。死を感じたり真剣に向き合うと優しくそして赦す気持ちが芽生えるはず。 長生きだけではなく生き方の質を深める必要があるかもね。

    どんなに偉い人でもゴールは一緒。他者にいたわりなく生きた方は後悔と怖さで最期を迎え、他者に思いやりといたわりをもった方は、幸せと自分の生きざまが心に充満した最期を迎えるはず…それを信じてあと少しだけ生きよう!

    ぜひ〜

  • 緩和ケア、ホスピスに興味があり、書店でなんとなく手に取った一冊。笑いながら、泣きながら読みました。普段、教科書通りの理想の看護と現実とのギャップにもやもやとした感情が湧き出ることが多いのですが、こんな関わり方を本当にしている人たちがいるんだ!と思えました。
    医療に携わることのない人にも、ぜひ読んでほしいです。死を知るきっかけにもなると思います。
    わたしもいつかこんなふうに人と関わっていけるように頑張ります。

  • 人それぞれの生、人それぞれの死をいろいろ知ることができる。けど、ちょっと気取りすぎかな...とも思う。

  • おもしろかれば続けられる。死は尊い、尊いからおもしろい。死を前にした患者から学ぶ。死が怖ろしいと思わなくなる。2014.8.27

  • 理想のホスピス。
    こんなところで働けたら幸せだな。

  • 2013.4.5

  • 読みたいんだけど、涙が邪魔して読み進められません。

  • 2012年4月6日購入。
    2012年11月21日読了。

  • 朝日新聞掲載のものが出ていたので、たぶん、私が初めて読んだ徳永先生のものがそれ。読んだ覚えがあるものが、確かにあった。
    メロンの弥助じいさんの話が、いいなあ、と思う。とても幸せな気持ちを、分けてもらった気がする。

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著者プロフィール

「野の花診療所」を営業する書き手が、永遠の謎である「死」を考える、いちばんやさしいデス・エデュケーション。増補として成人した夢二を追った後日譚を付す。

「2024年 『死ぬのは、こわい? 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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