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- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101484136
感想・レビュー・書評
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人の心の歪みが気味悪く、時に哀しく書かれた短編集。
幻の穀物危機は、今後関東で大規模災害が起きた時のことを想像してぞっとした。
やどかり、操作手、青らむ空の虚のなかに等、ぞわぞわとまとわりついてくるような怖さがあって、読むのになかなか体力を使った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表題作『家鳴り』を含む七篇。
ホラーは読まないほうだけど、なんとなく手にした本。現代に根ざした恐怖を題材にした篇が多い。現実に起こりうるかもと考えると、ゾクッとする場面がしばしばあった。それだけに現代起こっている問題、起こりうる問題についてもっと真剣に向き合わなければなと考えさせられた。