迷宮遡行 (新潮文庫)

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著者 : 貫井徳郎
  • 新潮社 (2000年10月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101499116

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迷宮遡行 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 再読。

    冴えない男性が失踪した美人の奥さんを探す。途中でヤクザが出てきたりいろいろ事件が起こりながら軽ーく話が進んでく。
    軽いんだか何なんだか。

    二転三転しながらのラスト、無理矢理感があって拍子抜け。
    イマイチだなぁ。

    さんざん回って結局それかい!という。
    主人公もあんまり好きになれなかったです。
    奥さんにも共感できなかったし、何かもったいない。

    うーん残念。

  • 「慟哭」に驚き、同作者の他作品をと選んだ一冊。
    しかしこれは(+_+)

    架空の暴力団同士の抗争に首をつっこむ主人公
    文体も読んでてたるいし、しんどい。
    結末を期待して仕方なく読むがなにもない。

  • 裏社会の話だけど主人公がダメキャラだから
    同じような視点で話が読める。
    でも最後の方の変貌ぶりには違和感が。。
    全体的に話から主人公が浮いてる気がする。
    途中の糸を手繰り寄せてく感じは好き。

  • 主人公の迫水は、10年務めた不動産会社をリストラされ、そのうえ愛する妻に逃げられるという始末。
    身に覚えがありすぎて、何が原因で逃げられたのかもわからない。

    とことんダメな男であるが、妻を愛する気持ちだけは本物で、妻を見つけ出すためなら暴力団に脅されようとも、警察を出し抜こうとも、後悔はしない。

    しかし、決して悲壮感漂わないのが、迫水の迫水たる所以。
    本人は真面目なのだろうけれど、どこかとぼけたおかしみが、笑いを誘う。
    そして、小さな小さな手がかりを情報交換することによって、少しずつ妻に近付いていくのだとしたら、これは現在のわらしべ長者のようだな。

    そんなのんびりした気持ちで愉快に読んでいたら、突然の大転換。
    好きだからこそ知られたくない秘密。
    それがこんな悲劇を引き起こすことになるとは。

    これ、ドッキリじゃないかな?迫水がみんなに引っかけられたんじゃないかな?と、祈るように読んだけど、現実だった。
    このあと、迫水はどうなっちゃうんだろう?

  • 貫井徳郎2冊目を図書館で借りて読む。1冊目は「痛み」の短編で死刑に対する問題提起があったが今作は展開も無理がありふつうな感じ。今一つ。

  • 会話文が多いのでさくさく読めます。半分くらいまでは面白かったんですけど、ヤクザとか出てきた時点で興ざめ。一般人がそこまで踏み込めるかな、普通。

  • ハードボイルドっぽいけど、しっとりして、貫井さんらしい展開で面白かったw

  • 貫井さんの第2作「烙印」を基に書き下ろされた作品。妻に逃げられた頼りない無職の男。妻を探し始めるが、次第にヤクザの抗争に巻き込まれることに…。…妻と取り戻せるのか。妻は一体何者なのか。知りたくて一気読みしたが、貫井さんにしてはどうかなぁという感じの作品でした。

  • 「烙印」は読んでいないので比較できない上での感想。
    全体的にとにかく楽しくなかった。まず籍を入れていない、ってあたりでどうしようもなさすぎて主人公に共感できない。
    時折出てくる2人の回想シーンも全然微笑ましいとも思えず早く話を進めろよ、と思ってしまった。
    真相についても、特に驚くこともなく、う~んとなってしまった。

  • ヤクザの娘か…

  • 『ダチョウは危険が迫ると、頭を砂の中に埋めてしまって自分の視界を塞ぐって言うでしょ。

    見えなくなれば危険もなくなるって、単純に考えるのよ。今のあなたは、まさしくそのダチョウみたいだわ。』

    他の貫井徳郎の作品とは違う感じだなぁ〜。
    ハードボイルドとしても中途半端で少しがっかりした。

  • 会社をリストラされたうえ、奥さんにも逃げられちゃ悲しい男が奥さんを探しに行く物語です。探している途中に暴力団に目を点けられて大変な目に。。。奥さん失踪の理由、その後の結末。どうしても腑に落ちないな~。。。

  • この作品は以前に発表された長編『烙印』を全面改良して、新たなタイトル、語り口で新作として出版されたものだそうです
    『烙印』からハードボイルド色を抑え目にし、若干のユーモアを交えた新たなる物語ということ

    失踪した妻を微かな手がかりを伝って追い続け最後に想像さえもしなかった妻の正体を・・・・・・というお話

    行き着いた場所、人物から一つの小さなヒントを授かり、また次の場所、人物にたどり着く

    宝探しのようなワクワク感を持たせてくれる作品なんだけど

    んーーーーー

    個人的意見としては

    「貫井作品にユーモアはいらない」

    ユーモアを着せられちゃった感を感じるんだなー

    主人公の兄貴が警視庁のやり手刑事だという設定も・・・意味あるかなーて感じ

    ハードボイルドタッチだという『烙印』は未読なので

    逆に興味をそそる

    機会があれば

    読んでみたいと思います

  • 「烙印」を全面改稿・改題

  • まず、主人公を好きになれない。
    魅力が無いからだが、途中からは、その考え方どうだよ?と、感情移入よりも、呆れてしまうことばかり…。

  • なんかちょっと前後半でチグハグした印象。慟哭の
    あとの苦闘?それとも私がチグハグと読んでいる
    だけなのか?コロッケには醤油かける派です。

  • 貫井さんともあろうお方がどうしたんですか?っていうぐらい行き当たりばったりな終わり方。妻の失踪に大きな謎が…でも蓋を開けてみたらそうでもないし。主人公の人格のブレ具合も不自然。親友を殺されたからって、復讐の鬼と化したからってそこまで根本的に人格は変化しない。まるで別の人物。頼りない、うだつの上がらない男が冒険するところにこの物語の面白さがあっただけに後半は残念。そして終わり方はもっと残念。

  • ん・・・まぁ~~なんとなくわかる結末。
    逃げた女房&やくざ、っていったらね・・・まぁ~そっち方面でしょう!みたいな。
    でも、わかっていても最後まで読ませるんだから、やはり恐るべし貫井氏!っていう感じですね。
    でもでも、ちょっと読むのが苦痛でもありました^^;
    「烙印」を元に書き下ろされた作品とのこと。まだ読んでいないはずだなぁ。
    でも、こういう感じならパスしてもいいかもって思っています。

  • この本の裏に書いてあるあらすじを見て、何かどっかで見たような話・・・と思いました。
    それもそのはず。
    続いて『「烙印」をもとに書き下ろされた本格ミステリー』とあり、なるほど・・・と思いました。

    『烙印』は私が今まで読んだこの作者の本の中では一番面白くない!と思った作品です。
    突然失踪した妻の行方を、元刑事である夫が追う。
    そして妻を深く追うほど、ヤクザが関係していると分かる。
    ザッと説明するとそういう話で、中途半端なハードボイルド小説?という印象でした。

    この『迷宮遡行』と『烙印』の大きな違いは主人公の設定。
    『烙印』では主人公は元刑事という設定だけに、いかにも男くさい男という感じだったけど、今回の主人公は失業中の無職の男で、どうにも情けない雰囲気。
    それだけに親しみをもって読む事ができるし、会話なども生き生きとしていました。
    大筋はほぼ同じでも少し設定を変えるとこれだけ印象が変わるんだな~と読みながら思いました。
    ただ、いかんせん、ラストを知っているだけに、先がどうなる?というワクワク感がない。
    2冊とも読んでない方には絶対こちらを先に読む事をおすすめします。
    そして面白いと思われたら違いを確かめるために『烙印』を読むという形でいいのかな・・・と思います。

  • 後東いい奴過ぎる&可哀想過ぎるだろ! 
     
     「烙印」の改訂版小説です。貫井作品では初期の作品が元となっているだけあって、ちょっと不慣れ感があるかな?
    緊張と緩和のバランスがいまいち取れていないような・・・倉庫での麻薬受け渡し辺りから緊迫感がようやく出てきたかな。
    迫水の未熟さは好感持てました。自分の行動が他人に迷惑をかけている。それは間違いない事実なんだけど
    「こうしていれば・ああしていれば」と甘えを捨て切ることができないのは、人間として仕方のない部分でもありますよね。
     
     迫水・絢子・後東。この人たちの行動については同意しかねるぞ。小説的なご都合主義を感じてしまうよ。
    絢子が「どうせ途中で諦めるから」と消えた理由を告げなかったのも、とは言え中途半端に首を突っ込むのだって危ないはずですし。
    迫水が兄を最後まで頼り切らなかったのも「苦手だから」では通じないでしょ。絢子を台湾人と思い込んで
    「もし強制送還になったら・・・」と考えるのも分からなくはないけど、じゃあ不法入国かどうかを確認する寸法に
    切り替えていけばいいんじゃない?と思ってしまいます。
    後東に関しても友情の為に命を懸ける、という言うは易し行うは難しを深い葛藤もなく行ってるように見えたような。
     
     全体を通して娯楽作として悪くはないんだけど、人物たちがプロットに沿って生きている印象が残った作品でした。

    ダチョウは危険が迫ると土に首を突っ込んで危険が去るのをただ待つ。これ本当かな?面白い薀蓄だね。

  • 妻を探してヤクザの抗争に巻き込まれる平凡な男。
    読みやすく、ハードボイルド臭も強すぎない。

  • 絢子の突然の失踪。迫水は絢子を追うが、周りに不審なヤクザが現れ始める。徐々に真相に迫っていく所ではハラハラした。荒井の妹を装った麗子が持ってきた手紙によって、本当は台湾人だったのか?錯覚を起こされた。
    絢子が真実を語らなかった事によって話が複雑化し、本当は怖かったのに親切に助けてくれた後東が死んでしまったこと、絢子が拳銃を持って消えた後の迫水の回想はグっとくるものがあった。

  • 「慟哭」がおもしろかったので続けて2作目も読んでみることに。

    うーん…イマイチかなあと思いました。
    物語の始まりのキッカケとしては面白いと思ったのですが
    イマイチ引き込まれなかった。
    伏線回収もパッとしなかったし最後のあっけない感じも
    すっきりしなかったです。

    「慟哭」がおもしろかっただけに期待して読んでしまったのが
    良くなかったのかもしれないです。残念。

  • 軽い感じなのかと思ったら、
    気づいたら転じて結果重くなってた。

    虚しい、息苦しさの余韻。

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