革命のリベリオン: 第I部 いつわりの世界 (新潮文庫nex)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (439ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800035

感想・レビュー・書評

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  • 神永さんの新作とゆーことで読んでみたら
    めっちゃ楽しい!!
    続きが気になります!!

  • 「心理探偵八雲」シリーズでおなじみの神永学先生が描く、けっこうハードめなSF作品。津波に襲われ国家崩壊の危機に瀕しながらも復興を果たした未来の日本が舞台です。科学技術によって解析されたDNAランクで人生が決められてしまう格差社会で、最低ランクの少年コウは、巨大ロボットを操る黄金の瞳の少女イヴに命を救われ、テロリストの首魁とされる白い長髪の男イザナギのもとへと導かれるが…。
    という、まぁ、なんというかありがちな設定。ディストピアな世界観といい、ボーイミーツガールなストーリーといい、大上段に振りかぶってていっそ気持ちが良いぐらいですわ。この後、世界の隠された真実を知り、少年は怒り、少女と巨大ロボットとともに壮大な物語の幕が開くわけ。で、ヒロインは敵方の有力者の娘とかなわけ。どんだけテンプレートを放り込んでくるのかとハラハラしますが、でもねぇ、面白いんですよけっこう。なんでだろう?これは神永先生の筆力なのか何なのか…。ともかく、慎重に期待したいと思います。

  • あっという間に読んでしまっていた…
    物語はスタート地点だというのに、
    こうも引き込まれるのは、流石だなぁと感じました。

    SF小説にありがちな感じもしましたが、
    今後の展開に期待できるものでした。

    続編がたのしみです。

  • すごーく長いプロローグ。
    一年放送するアニメの、一、二話目が終わったところと言う感じです。
    キャラに思い入れが持てるようになるのも、これからかな。
    どっちに転がるかわからないので、星3です。
    ただ、この分量を飽きさせずあっさり読ませるのはすごいです。

  • [2014.09.28]

  • DNAで人を分けて成り立っている社会。DNAの優劣で人の優劣を決められてしまう社会をどう見ていくのか。この社会の方向が垣間見えている状態なので、まだ良くわからない。劣ったDNAを持つとされる人達が革命を起こそうとしているようだけれど……

  • 続編に期待。

    この本で張った伏線をどうやっていくのか。
    良い感じに期待させる終わり方。

  • おもしろかったー!
    こういうSFっぽい感じなのは久しぶりに読んだけど、やっぱいいなー。
    文章がスピード感があってするする読めるのもいい。
    物語はまだまだ始まったところ。
    これからが楽しみですな。

  • DNAレベルにより国民をランク付けすることで、未曾有の大震災から
    迅速な復興を果たした、科学技術が高度に進歩した日本。
    それによりもたらされたのは、絶望的なまでの格差社会だった。

    最低ランクの主人公コウはテロの片棒を担がされた際、
    圧倒的な力を持つロボットを操るイヴとその仲間に窮地を救われ、
    さらには彼らのリーダーであるイザナギの元へと導かれる。

    彼らとの出逢いによりコウが現状の格差社会の欺瞞に気づく時、
    (格差社会そのものの悪ではなく、あくまでもそこにある欺瞞に、
    というのがちょっとしたポイントかな)
    コウたちによる革命の物語が展開し始める。


    SFの設定としてはありきたりかな。あらすじを見たら、
    誰でもそれぞれに知っている類似の物語を思い出すだろうね。
    そんな中で神永さんの色がどんなふうに出て行くのか、
    今後が楽しみだ。今作は起承転結の「起」の部分なので
    これだけではまだ評価できない。
    ただ、読みやすい展開とそれぞれキャラが立つ登場人物たち、
    その辺に神永さんらしさが存分に出ていて、すでに評価高め。

  • これは面白い!!!

    ガンダム世代にはたまらない内容かな!

    早く続編が読みたい!!!!

  • 【内容紹介】
    ――こんな世界でも、生きたいと願うか――?

    津波に襲われ、国家崩壊の危機に瀕した日本。その復興後に到来したのは、科学技術により解析されたDNAランクで人生が決められてしまう絶望的な格差社会だった。最低ランクの少年コウは、黄金の瞳をした少女イヴに窮地を救われ、白い長髪の男イザナギの許(もと)へ導かれる。与えられた世界の欺瞞に少年が気付く時、人間の可能性を信じる叛逆者(リベリオン)たちの壮大な革命の物語が幕を開ける!

    神永学:カミナガ・マナブ
    1974(昭和49)年山梨県生れ。日本映画学校卒。2004(平成16)年『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』でプロデビュー。「心霊探偵八雲」シリーズとして続々新刊を発表、エンタテイメント性の高いストーリーと、スピード感のある映像的な文章で圧倒的な支持を集める。小説の他、舞台脚本の執筆なども手がけている。他の作品に「怪盗探偵山猫」シリーズ、『確率捜査官 御子柴岳人 密室のゲーム』、『コンダクター』『イノセントブルー 記憶の旅人』『殺生伝 疾風の少年』、また「天命探偵」シリーズとして『タイム・ラッシュ』『スナイパーズ・アイ』『ファントム・ペイン』『フラッシュ・ポイント』『クロノス』がある。

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著者プロフィール

2003年『赤い隻眼』でデビュー。改題した「心霊探偵八雲」シリーズでブレイク。様々なエンタテインメント作品を発表し続けている。

「2023年 『怪盗探偵山猫 深紅の虎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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