花想空間の宴: 華術師 宮籠彩人の謎解き (新潮文庫 し 74-23 nex)

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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800516

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  • 殺人の容疑者に?!

    図々しいとも思える担当編集者は変な態度で
    知り合って間もない人物は殺されるわ。
    今回はなんだか色々奇妙な感じです。
    いや、そもそも庭の存在自体変なのかも知れませんが。
    担当さんが会っていた人物(?)の存在も
    何か分かりましたし。

    正直にのんびりと答えている主人公のせいか
    覇気が薄れていくというか、なんというか…な
    刑事さん達になっています。
    一応仕事はしているようですが。
    そして先輩…なかなかに素晴らしい性格と趣味ですw

    現実なのか夢なのか、は区別しておかねば
    こういう事になるやも、しれません。

  • サユリの謎が明らかに…でもないか。良くも悪くも千利先輩の影響力が半端ない。

  • 今回、彩人が殺人の第一容疑者になるという驚きの展開だった。
    が、それもほぼ一瞬で晴れたけど。
    そのとき、千利の性格がまた少し垣間見えた。
    意外と陰湿な面があって笑ってしまった。
    中途半端に権力使う奴を、更に上からの権力使って潰すことに快感を覚えるタイプって相当イイ性格してる(笑)
    それを知ってて長年の付き合いをしてる彩人が少し意外だったけど、お人好しだもんなぁ。
    過去に絶対何かしら合ったことは間違いないから凄い気になる。
    千利の彩人の気に入り様も気になるし。
    人に冷たい千利が、彩人は特別扱いに近いものがあるよな。
    素っ気ないけど、冷たいとは違う気がするし。
    しかも、彩人が自分を半年も放っておいたこと根に持ってるくらいだしな(笑)
    立花くんのことを1ヶ月弱で気にかけるからヤキモチまで妬いてたし。
    あと、あるはずのない奥義書などという嘘っぱちの話をでっち上げて悪戯してちょっかいまで出すしな。

    サユリだと思ってた者の正体が明かされてびっくり!
    まさか彩人の死んだ妹の幽霊だったとはなぁ。
    しかも、立花くんは過去にあっていて一目惚れしてて、妹の方も立花くんのことを夫と見做したとは。
    妹の幽霊がサユリの意思を立花くんを経由して外に発信する、て本当に歪。
    が、そうしてサユリの意思を発信するのを絶やさないことが宮籠家のためなんだよな。

    次はいつでるのかな。
    千利と彩人の過去話しないかな。

著者プロフィール

横浜市在住。「英国妖異譚」でホワイトハート大賞〈優秀賞〉を受賞しデビュー。シリーズ化され大人気に。主人公たちの成長に伴い、パブリックスクールを卒業した後は「欧州妖異譚」シリーズとして書き続けられている。その他ホワイトハートでは、「セント・ラファエロ妖異譚」「あおやぎ亭」がある。「ヴァチカン図書館の裏蔵書」シリーズ(新潮文庫nex)、「琥珀のRiddle]「倫敦花幻譚」シリーズ(ともに新書館)ほか著作多数。

「2023年 『シモン・ド・ベルジュはかく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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