凶器は壊れた黒の叫び (新潮文庫nex)

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  • 新潮社
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感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800806

感想・レビュー・書評

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  • ネタバレを避けて感想を述べさせて頂きます。
    うーーん、色々と腹が立つ!笑
    色々と起きたけどなにも解決していないような気がする。
    衝撃の事実が明らかになったので、話が進んでいないわけではないけれど、、。読んでいてどうしようもなく苦しいです。
    けれど今回も時々ハッとさせられるような言葉が散りばめられていて、やっぱり階段島シリーズはいいなあと思いました。

  • 【可無恋】
    小説です。

    第四弾
    娘に借りました。

    完全にハマりました。

  • 階段島シリーズの4冊目。
    少し前から読み始めていたのだけれど、重たい本を片付けるために盆休み中はこの本は読み止しにしていたので、休み明けから仕切り直し。

    前巻で登場した安達が階段島の平穏を搔き乱す?
    前作あたりから、この作者独特の言い回しや論理展開に、私の読解力がついていけてないのだが、相変わらずに思わせ振りな文章でたらたらと進まない前半の話にはいささか嫌気。
    なんだか、七草がひとりで疑心暗鬼になって、読者をミスリードした上で、自らあっさり真相を語るてな感じに見えて、P.130に『でも君はなかなか決定的なことを口にしない。とどめを刺すなら、さっさとそうしてくれないかな?』とあったけど、そんな心境。
    階段島が出来た経緯や魔女の秘密が明かされていく後半の展開は悪くなかったし、物語の世界観も興味深いところなのだが…。

  • 魔女になる為にこの島に現れたのは。
    彼女は魔女になる為に来たから、全てを覚えたままなうえ階段島を知っていたのだろうか。
    悪人は一人も居ないし誰も悪いことをしている訳ではないのだが、彼等のやりたい事はどこかですれ違い続くのかもしれないな。

  • なんだか終わりに近づいてるなぁという感じ。というか、3巻以降、急展開が多い。少なからずちりばめられていた伏線や何かしらのアイテムが一気に回収されつつあるというか。ピストルスターがここまで引っ張られたりや逆上がりなど、伏線らしい伏線から、それも活かすのかというところまでいろいろ。

    それに伴って1巻を読んだときには語られないことが多すぎてよくわからなかったことが、やっとこわかってきた。

    信仰という言葉がでてきたのは2巻だったか、3巻だったか。それの対象がピストルスターであったわけだが、ピストルスターの意味させるところが、この作者のうまいところなんだろうな。もともと抽象的であったものをなんとなく想像させて、かつ裏の裏みたいな落としどころがいつの間にか語られる。

    これまでもこれからも七草と真辺の関係は変わらないんだろうけど、読み手の立ち位置が知らない間に変えられてるが故に、いろんなことを想像させられる。安達の立ち位置も。

  • わしは大地に幸せになって欲しい

  • 佳境に入ってきたなぁ。
    難しいから読むのは大変だけど、やっぱり面白い!
    読み終わったらもう一回読んで理解を深めたい本かな

  • 小二の七草の傍らで正しさを追求する幼い真辺が昔の自分のようで、変わらない高校生の彼女が閉じ籠もる堀を追うのがきつい。もう一人の七草が抱えていた、七年前の小三の彼と堀の階段島創造ともう一人の魔女候補とその当時の意外な魔女にわくわくした。議論や敵に回る宣言やその受け入れが相手を潰す為でない所が印象的。

  • 06/26/2018 読了。

    図書館から。

    優しい…やさしさの方向や考え方、捉え方が違うのだなと。

    それが悲しいことにもなるのがまた…!

  • なかなか終わらないこのシリーズ、早く完結して欲しい。

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著者プロフィール

徳島県出身。2009年に『サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY』で、角川スニーカー文庫よりデビュー。若者を中心に人気を博し、シリーズは7冊を数える。他著作に「つれづれ、北野坂探偵舎」シリーズ(角川文庫)、『いなくなれ、群青』(新潮文庫)に始まる「階段島」シリーズなどがある。

「2023年 『昨日星を探した言い訳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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