青春は美わし (新潮文庫)

  • 新潮社
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感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (146ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102001042

感想・レビュー・書評

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  • 翻訳された本だからなのか、登場人物の感情の表現が淡々としている印象だった。物語自体は短いのですぐ読み切れるが、ドラマチックな展開を求める人にはあまりオススメではない。

  • 品が良いのは原文なのか、はたまた訳なのかどちらかは測りかねますが、日本人好みでいかにも教科書に出てきそう。
    内容は正直うんっ?というのが正直なところ。純と言えばそれまでですが、いくらなんでもナイーブ過ぎませんかね?
    もしかすると時代が変わってしまったということかもしれませんが。

  • やっぱりヘッセは風景の描写が綺麗。

    故郷を想う気持ちがなんとも心地良い。自分の部屋からタバコ吸いながら、散々眺めた風景に思いを馳せる。
    良いですね。

    なんかラテン語学校のほうは武者小路みたいな展開。

  • (1998.07.03読了)(1998.05.10購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    何年ぶりかで家族の住む故郷に帰ってきた青年は、昔恋したことのある美しい少女に再会する。しかしその愛は実らず、その上、妹の友達への恋にも破れる。彼は孤独な、しかし清らかな思い出を胸に故郷を去って行く…。ふるさとを懐かしみながら放浪に心ひかれ、地道に生きようと願いながら浪漫的な憧れに駆られる青春の心を抒情性豊かに謳いあげた表題作。他に、『ラテン語学校生』。

  • 初恋のこと、家族のこと、ヘッセの素敵な文章にうっとり。

  • あえて言いたい。
    青春は美わしくない、と。
    この本は初恋を軸にした小説が2篇収められおり、分量も少ないのであっさり読み切れると思う。
    ただヘッセの作品群においてそんなに重要ではないかと。
    初恋とかもうね・・・下らないでしょう。
    いや、男はそう思うしかないの。
    実際振り返ると美しいという感情よりも下らない思い出のヤツが多いはず。
    統計取ったわけじゃないけど。
    特にいい歳になってから初恋らしいことをするとロクな目に遭わないような気がする。
    正直ヘッセには初恋を書くならもっと毒性を強くしろ、と言いたい。
    なんでわざわざ美わしくしようとしたのか。
    自分にはあまり面白いとは思えなかった。
    もっとドロッとした救いのない初恋が読みたかったというのが本音。
    個人的には表題作よりも「ラテン語学校生」の方を評価したい。

  • 090509(m 100304)

  • ラテン語学校生のラストは感動しました。

  • 昨日(以下略)

  • ちょい奥手な少年らの恋路

著者プロフィール

ドイツ生まれのスイスの作家。主に詩と小説によって知られる20世紀前半のドイツ文学を代表する文学者。南ドイツの風物のなかで、穏やかな人間の生き方を描いた作品が多い。また、風景や蝶々などの水彩画もよくしたため、自身の絵を添えた詩文集も刊行している。1946年に『ガラス玉演戯』などの作品が評価され、ノーベル文学賞を受賞した。

「2022年 『無伴奏男声合唱組曲 蒼穹の星』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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