クリスマス・カロル (新潮文庫 テ 3-5)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (137ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102030080

感想・レビュー・書評

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  • 名作

  • 知り合いに勧められて読んだ一冊。
    あたたかい話でした。
    クリスマスシーズンにまた読みたい。

  • 村岡花子訳の『クリスマス・カロル』
    映画化されていて、「三人のゴースト」「クリスマス・キャロル」(ディズニー)としても公開されている(見てないけど)。

    この本の訳者の村岡花子さんもそうみたいだけども、僕も毎年クリスマスの時期には『クリスマス・キャロル』を読むようにしている。
    去年は、縁あって神山 妙子さんの訳のを読んだのだけども、今年はまた村岡花子さんのを選んだ。

    今回(も?)特にこころに響いたのは、
    心の狭いスクルージが、(たとえ言葉の上にせよ)命を軽んじた発言をしたことを第二の幽霊に諌められた場面。
    健気なティム坊の持つ命のありがたさを、万人に対しても向けられるようになったスクルージの改心に、なんとも心を打たれた。

    そうだな・・・
    メリー・クリスマスを自分や自分の家族のため ” だけ ” ではなく、多くの、そして一人一人に向けられた祝福の言葉になるように祝えたら幸せだ。

    やはり何度読んでもスカッとする物語。

    ----------------
    【内容(「BOOK」データベースより)】
    ケチで冷酷で人間嫌いのがりがり亡者スクルージ老人は、クリスマス・イブの夜、相棒だった老マーレイの亡霊と対面し、翌日からは彼の予言どおりに第一、第二、第三の幽霊に伴われて知人の家を訪問する。炉辺でクリスマスを祝う、貧しいけれど心暖かい人々や、自分の将来の姿を見せられて、さすがのスクルージも心を入れかえた……。文豪が贈る愛と感動のクリスマス・プレゼント。
    ———————
    【目次】
    第一章 マーレイの亡霊
    第二章 第一の幽霊
    第三章 第二の幽霊
    第四章 最後の幽霊
    第五章 事の終り
    解説(村岡花子)
    ----------------

  • 思いのほかよかった。読むのにも時間がかからないし。

  • 森田草平訳岩波文庫版を読んだがリストになかったのでここに。
    守銭奴のおっさんがクリスマスのよるに三つの精霊に会って改心するだけの話。
    冗長。

  • 「情けは人の為ならず」のイギリス版・キリスト教版といったところ。善意というものはただそれだけで無条件で強く、物事を円滑に進めてくれるものなのだと再認識させてくれるかわいらしいお話だった。言葉遣いが硬かったり不安定だったりしたのが気になってニュアンスを補完しつつ読んだのだけれど、まあ60年前の訳だから仕方ないかな。明日から、今より少し優しくいられそう。

  • アニメにでもしたがおk。

  • 主人公のスクルージは冷酷でお金がすべて、家族を持たず人の温かさも受け入れない町一番の嫌われ者の老人。
    クリスマスイブの夜、彼のもとに三人の精霊が現れます。
    過去、現在、未来の精霊に彼自身のみにくい姿を客観的に見せられ、スクルージは反省し良心を取り戻します。
    クリスマスイブの夜の不思議な体験を経て、本当の幸せの意味を知る。
    どんな人でも変わるチャンスがあるんだと思わせてくれる物語。
    スクルージまではいかなくても、自分は身近な周りの人を本当に大切にできてるのかな?優しくなれてるかな?
    そうやって自分自身を振り返るきっかけをくれるとても素敵な物語です。
    この小説は私のとても大切な友達にプレゼントしてもらった本で、
    毎年この季節が来ると読みかえしたくなります。

  • 紅茶さんのレビュー
    http://booklog.jp/users/suimyaku/archives/1/4001145510
    を読んで再読したくなった.手元にあるのは1983年発行の50刷.訳注も解説もない版.

    あらすじだけみれば,読む気がしなくなるような話だが,読み始めるとそこはディケンズ,ぐいぐい読まされてしまう.そして,若い時に読んだよりもずっと心にしみるところがあった.私のような異教徒にとってこの本における善人には違和感を感じる部分はあるのは事実だが,一年に一度くらいお祝いの気分の中で互いに他人を思いやる気持ちになる日があってもいいのかなと思わせるものがある.(日本だとお正月かな.でもテレビがついてるとすべてが台無し).街が静まり返り,皆なが家族で過ごすヨーロッパのクリスマスを思い出した.

  • 映画よりも生々しい感じでぐいぐい引き込まれた。

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著者プロフィール

1800年代を代表するイギリスの小説家。おもに下層階級を主人公とし、弱者の視点で社会を諷刺した作品を発表した。新聞記者を務めながら小説を発表し、英国の国民作家とも評されている。『オリバー・ツイスト』『クリスマス・キャロル』『デイヴィッド・コパフィールド』『二都物語』『大いなる遺産』などは、現在でも度々映画化されており、児童書の発行部数でも、複数の作品が世界的なランキングで上位にランクされている。

「2020年 『クリスマス・キャロル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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