フィツジェラルド短編集 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102063026

感想・レビュー・書評

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  •  フィツジェラルド著、野崎孝訳で「グレード・ギャッツビー」を読んだあと、フィツジェラルドが「失われた世代(ロスト・ジェネレーション)」のヒーローとして君臨し、時代の寵児と呼ばれていたということを知り、もう少し彼の作品を読んでみょうと思った。そしてすぐに入手できるのがこの短編集であった。(「グレート・ギャツビー」は村上春樹訳も出ていて、そちらも入手済みだがまだ読んでいない)

     「グレード・ギャッツビー」は映画(レオナルド・ディカプリオ版(2013年版))を見てから原作を読んだ。その順番のせいかどうかはわからないが、世間で絶賛されているほどの感動を受けることができなかった。(ロバート・レッドフォード版(1974年版)はまだ見ていない)

     この短編集にしても同様である。それほど面白いとは思えないのだ。これには6つの短編が収録されているが、始めの2作品を読んだところでギブアップした。もしかしたら私はアメリカ文学に馴染めないのではないだろうか。村上春樹訳で「キャッチャー・イン・ザ・ライ」も読んだが、感動するべきところを見出すことができず、とりあえず最後まで我慢して読み終えた。

     そういえば村上春樹もアメリカ文学に傾倒しているが、彼の作品はアメリカの文学作品に似ているような気がする。私が感動的な面白みを感じることができないところも似ている。にはどうして村上春樹がノーベル文学賞候補なのか分からないほどだ。

     残念だけどあとの残りの4作品を読もうという気持ちは萎えてしまった。

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