武器よさらば (新潮文庫)

  • 新潮社
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感想 : 110
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  • Amazon.co.jp ・本 (565ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102100141

感想・レビュー・書評

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  • 2.5
    戦争で重傷を負ったフレドリックが看護師のキャサリンと出会い、二人で脱走してスイスに亡命するもお産時に母子ともに亡くなり一人病院を後にする。戦争の描写や悲しく切ないことは分かり、2人の仲睦まじい感じも良いが、名作感が今一つよく分からない。自身の経験や願望、失意をなぞってるだけな感も。
    戦争を起こしたがる人がいる。戦争を起こしたがらない人もいる。最初のグループの連中が彼らに戦争を押しつける。

  • 期待していただけに、終わり方にショックを受けた。
    でも愛ってこういう空虚にもあるのかもしれない。

  • 今ひとつはいり込めない。いまいちだった。
    読後感は感動とか涙とか出ない、とにかく、物足りない感。

    戦争についてもなんとなくあっさりした書き方だし、フレドリックとキャサリンが愛し合ってる感じがイマイチ伝わらない。
    たくさん、愛してるだののろけ感はあるのに、本当にフレドリックはキャサリンを愛してるのかな?って。

    バッドエンドで、読後感なにか重々しい気持ちとか何らかしら感情が出るはずなのに…なかったな。

    第一次世界大戦中、主人公フレドリックは足に重傷。
    その後、足が治ってくると逃亡、キャサリンと再会。
    キャサリン妊娠中、赤ん坊は帝王切開で生まれるが死んでおり、キャサリンまで死んでしまう。
    そこで終わり。

  • 友達に勧められたヘミングウェイの本です。
    戦争の話でハードボイルドな感じです。暗い雰囲気が自分の趣味には合わなかったです。
    好きな人は好きだと思います。

著者プロフィール

Ernest Hemingway
1899年、シカゴ近郊オークパークで生まれる。高校で執筆活動に勤しみ、学内新聞に多くの記事を書き、学内文芸誌には3本の短編小説が掲載された。卒業後に職を得た新聞社を退職し、傷病兵運搬車の運転手として赴いたイタリア戦線で被弾し、肉体だけでなく精神にも深い傷を負って、生の向こうに常に死を意識するようになる。新聞記者として文章鍛錬を受けたため、文体は基本的には単文で短く簡潔なのを特徴とする。希土戦争、スペインでの闘牛見物、アフリカでのサファリ体験、スペイン内戦、第二次世界大戦、彼が好んで出かけたところには絶えず激烈な死があった。長編小説、『日はまた昇る』、『武器よさらば』、『誰がために鐘は鳴る』といった傑作も、背後に不穏な死の気配が漂っている。彼の才能は、長編より短編小説でこそ発揮されたと評価する向きがある。とくにアフリカとスペイン内戦を舞台にした1930年代に発表した中・短編小説は、死を扱う短編作家として円熟の域にまで達しており、読み応えがある。1945年度のノーベル文学賞の受賞対象になった『老人と海』では死は遠ざけられ、人間の究極的な生き方そのものに焦点が当てられ、ヘミングウェイの作品群のなかでは異色の作品といえる。1961年7月2日、ケチャムの自宅で猟銃による非業の最期を遂げた。

「2023年 『挿し絵入り版 老人と海』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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