- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102106129
感想・レビュー・書評
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ばかばかしい話というのは、古今東西底堅い需要があるんだなあ。
『物語の語り方』のラスト(怪談が、「お前だー」で終わるやつ)は、日本の怪談の伝統芸能かと思っていたら、19世紀の大昔からあるとは。。マークトウェインが元祖かはよく分からないけど。
『本当の話』は、唯一異色なシリアスもの。黒人奴隷の人生への愛情を感じる。ここから公民権運動まで100年近くかかるなんて意外と言えば意外。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「トム・ソーヤーの冒険」「ハックル・ベリーの冒険」で有名な著者のエッセイ、コラム等の短編集。短編小説もあるが、もっぱら、著者がどういう人だったかを知ることができる作品だろう。ユーモアと言っても「それがどうした。」と思えるようなのもあり、時代と環境の違いか、読みごたえがあるとは言えない感じ。2024.3.24
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2020.09.25 図書館
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短編集だけど、話によってけっこう落差があるかな? 個人的には『風邪を治すには』『私の農業新聞づくり』『経済学』『盗まれた白い象』あたりの、ひたすら荒唐無稽でくだらないことをマシンガンのように書きつづったものが好き。後半になるとちょっと毛色の違うものが混じってきて、だんだん読むのが億劫になるが、最後の訳者解説を読むとそういう意図で入れてきているようなので、無理にすべて読む必要はないかもしれない。
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面白いエッセイがちょこちょこ入ってる。
トムソーヤだけ読んで終わりにするには、とてももったいない作家さん。 -
このタイプの作品が最良のマーク・トウェインだ、というのはわかる。ただ、それにしても偏りすぎ。
旧版のほうがバランスが良かったように感じる。あちらにも、ジム・スマイリーや『私の懐中時計』みたいな話は入ってたわけだし。