アンの愛情 赤毛のアン・シリーズ 3 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (470ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102113431

感想・レビュー・書評

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  • さらに訳が酷くなっているのがもはやあっ晴れだがまあそれは置いておく。原作があるのに翻訳者が自分の解釈入れるなんておかしいとずっと思っている。
    アンモテすぎやろ!あとパリピすぎ!という感想と、やはり何事もこれで終わりなのかとびっくりするほどあっさり進むので気持ちいい。3巻は思い切り恋愛付けだな。ルビー・ギリスにはびっくりだったな…。周りが自分を置いて大人になっていくと感じるアンには共感する。続きが気になる本よりこういう日常を追う本の方が公園で日光浴をしながら読むにはいい。
    最後の最後をここでネタバレされて読んだのでそいつには適当なバチが当たれば良い。あと、裏表紙もしっかりネタバレなので次巻からは見ないよう気を付ける。本としてありえないだろどういう神経?

  • いかにもって感じで言葉にするのがいまいち恥ずかしいんだけども。私の幼い頃の愛読書は赤毛のアンシリーズ。実は「赤毛のアン」から始まり、その続編がシリーズで12作くらい出てるのみんな知ってるぅ!?これは主にアンとギルバートの恋愛模様が描かれた作品なんだけど(やっぱりクリスマスが近いから恋愛ものばかり読んでた)近づいたり離れたり、好意を伝えるか迷ったり友情の一線を超えないように堪えたり、くううううう!って叫びたくなる描写が多くて楽しいのよ。結局いつもそばにいた親友かつライバルが、いちばん大事な人なんだ!みたいな展開って憧れあるじゃないですか。元祖だね、究極のラブストーリーだね、ごたごたいわずにみんな好きな人に好きって言いなよ(?!)

  • 久しぶりにアン・シャーリーに会えた!第3作目はアンが大学生となり、ダイアナと離れ離れになる。アンの大学生活は学業も人間関係も活発に展開。中でもギルバートから愛の告白をされるが、友情の域を出ないので不成立。ダイアナが結婚し、さらに女性友人のフィルも結婚。アンにもロイという長身で上品な容貌の男性が現れる。アンもこれが恋?と思うが、ロイの魅力って?最終的に断る。いよいよラストでギルバートがアンに再チャレンジ!そして・・・この作品でアンがさらに人間的に成長する。アンの明るさ、面倒見の良さを誰もが応援している。⑤

  • 何度目かの再読。

    アン・シリーズ3の読みどころは何といってもクライマックスで、アンが本当の自分の気持ち、というと陳腐な表現になるので、ここは思いきって言葉にしよう、「真実の愛」に気づくところでしょう。そうでしょう。

    そのクライマックスまでの、アンの華やかな大学生活は、時代が違う今でも羨ましいものがあり、自分のかつての大学生活との充実ぶりの違いに今更ながらガックリくる・・・

    前回までは全く注目していなかった、ボーリングブロークの生家を訪れるシーンは、なかなかに感動した。そして、もっと感動したのが、それに続くアヴォンリーへの帰郷で、マリラの「自制を失い、わが娘をひきよせ・・・」という喜びように胸がつまった。なんという深い愛情。「マリラは来しかたを振り返っていた」とあるとおり、今のマリラはアンの存在あってのもの。逆も然りで、今のアンはマリラ(とマシュー)があってのもの。血より濃いものをここに見ることができた。

    さて、次はアン・シリーズ4。実は初めて読むので、楽しみ!

  • 題名の通り、アンやその友達の恋愛が中心の一冊。
    アンの恋愛事情については、ちょっとご都合主義なところは否めないが
    最後の方のダイアナに対して抱く気持ちはきっと誰しも持つものだと思う。

    村岡さんの解説も毎回興味深いので読んでみてほしい。
    赤毛のアンは、500ドル買い切りとしたために、出版でも映画でもルーシィ•モンゴメリに印税は入らなかったらしい。びっくり。

  • 小さい頃から大好きなシリーズ。
    本巻は初めて読了。ギルバートとくっつくまで、、まあ長い!笑
    でも当時の少女の心情や情景を描く、言葉が相変わらず素敵。
    少女時代から知っているアンやダイアナ、ルビーの変化に切なく愛おしくなった。

  • 赤毛のアンシリーズで1番好き。アンとギルバートの関係が素敵すぎる!最後のページの接吻の意味が小学校の頃分からなかった思い出

  • 空想好きなアンも大学生となり、過去二作には無かった、戸惑いや、嫌な一面が垣間見えたのが印象的で、そこには大人になっていくにつれて、ものの見方もそうだし、周囲の友人たちも変わっていくことへの、一種の諦観に近いものを感じたからではないでしょうか。

    健全な物語といいながらも私には、そうした年齢を重ねるにつれて、どうしても向き合わねばならない鬱陶しい思いをアンも味わうのだといった、予想だにしなかった思いは、逆に言えば、アンに何か神々しい偶像めいたものを、私が勝手に抱いていたんだなと悟り、こうした現実的な描写も見せてくれるところに、名作と呼ばれる所以があるのかもしれないなと思いました。

    また、「見えないものは永遠に不滅」、「わからないほうが素敵」と思っていたアンが、初めて、自分のそうした思いと相反する気持ちに立ち会えたことに、人生の複雑さと、生きていることのありがたみを思い知り、とりあえず、ほっと胸をなで下ろしたが、結末を知らなかった私は、読んでいる途中から、もうアンのことだけが気懸かりで、他の登場人物はあまり目に入らなかったことに、少々申し訳ない思いがしました。

    実際、物語の内容として、アンのことだけではなく、今を生きているからこそ共感できる、現実的なフィルのキャラクターや、マリラのアンへの思いの深さを改めて知ったり、アンの両親の家を訪ねて、その愛の深さを知ることができたなど、色々、読み所はあったのですがね。

    まあ、次はもう少し落ち着いて、ゆっくり読むことができそうです(笑)

  • フィルとの出会い、ダイアナの結婚、幼友達ルビーとの永遠の別れ、夢見ていた運命の人ロイとの出会いと別れ、ギルバートと結ばれるまでが描かれていた。アンがギルバートを好きなのは明らかなのに肝心のアンが認めようとせずもどかしかった笑 ギルバート、報われてよかったね。

  • アンシリーズが好きだったのはここまでだったな。アンは永遠に青春のままでいて欲しかった。
    もちろん、赤毛のアンは別格だし、アンの青春も大好き。

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