- Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102113462
感想・レビュー・書評
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アンの甘い新婚生活。
でも、甘いだけではないのが人生なのだなと。
アンにとって辛い出来事が起きます。
それでも、前向きに生きていくしかないんだと思わせてくれました。
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「あたしも少しばかり癇癪持ちなんですのよ」
と、アンは溜息をついた。
「それは結構ですよ。踏みつけにされる心配はまず少なくなりますからね。」
第一作は特別枠なのだけど、以降ここまで読んだ中で一番好きかも…!
冒頭、久々にダイアナが登場したことのが、まず嬉しい。
そこから「夢の家」に移り住んだアンが出会う人々の魅力的なこと…!
ミス・コーネリアが近所の望まれずに生まれる赤ちゃんのために洋服を縫う場面だけで星5つですよ…ミス・コーネリアほんと最高。
レスリーには胸が締め付けられた。
美しくければ幸せになれるのに、と思っていた子どもの頃のアンと、対になる存在でもあるんだよね…。
ミス・コーネリアの存在も、レスリーの描き方も、モンゴメリの中心にフェミニズムがあるなぁと改めて思う。
そして、ジム船長…!うえーん、ジム船長!大好き!大好き!
もちろん、アンとギルバートもとても良かった。
何度も皆に会いに戻りたい。 -
アンの新婚生活が始まりました。前作のアンの新婚時代の話は、実はこの本の20年後にリクエストに応えて書いた本だったんですね。
そうするとアンとギルバートが恋愛関係になった次作でこの新婚生活なので、確かにちょっと唐突な感じがしないでもないです。
本書でも基本的にはアンが周りの人々と溶け込むにしたがって、周囲も幸せな方向に向かっていくという内容です。
アンの第一子の死産という悲しいエピソードもありますが、おおむね明るく楽しい新婚生活です。マリラも度々新居を訪れるので個人的にはホッとしました。あれだけアンを愛しているマリラが疎遠になるなんて悲しいですからね。
正直ネタ切れ感が否めない部分もありますが、水戸黄門と同じでアンとその周囲の人がご健在であることが確認出来ればいいのであります。
いい人に囲まれていい人生を送る話を読む、という本になってきているので読んでいて精神衛生上は非常に良いです。その代わり刺激には乏しいと言わざるを得ない。いや、登場人物も魅力的だし盛り込まれたエピソードも読ませるものではあるのですが・・・。
次からは読むか読むまいか思案中。 -
赤毛のアンシリーズも6作目になりました。
ギルバートと結婚したアンは、アヴォンリーのグリン・ゲイブルズを離れ
フォア・ウインズという、港のある海辺の街で医師の仕事をする
ギルバートとともに新婚生活を始めます。
新しく住まうことになる古い小さな白い家。着いた駅から
家に向かうまでの道中の風景や、出会う人、アンの目に
初めて触れたものや
見えたものに対して、想像と期待を膨らませる光景は、アンが初めて
グリンゲイブルズにやってきたその時と何ら変わりなく
いつもながらのアンであることに嬉しくなり、いつまでも
こんなふうに少女のようであって欲しいと願いつつ、この時のアンよりも
ずっと年上である自分も、いくつになってもアンのようにありたいと
心くすぐられる想いがしました。
そしてここでも神秘的かつ、とても感動的ないくつもの
新しい出会いが待ち受けていて....
ミス・コーネリアス
レスリー・ムーア
ジム船長
そしてジェム坊や。。
アンは小さな子の面倒をみたり、世話をやいたりすることが得意で
とても頼もしいのですけれど、年配のご婦人とすぐにうちとけてしまえるのも
天性の持ち主といえますね。
レスリー・ムーアとのちょっとした心のすれ違いに心を痛めるアン。。
ジム船長のお話は、ひとつひとつの言葉全部が心に響きます。
生活手帳読んでみたい...。
これまでのアンシリーズの中で、いちばん印象的な章かもしれません。
第一章で初めてアヴォンリーの村へと向かう、あのきらきらとした
アンとも重なります。
そして改めて、これは人間模様を描くルーシー・モンド・モンゴメリの
作風そのものに大きな魅力があると感じます。
読めば読むほどに。 -
京都女子大学図書館での請求番号は、「081/Sh612/Mo-4-6」です。
「赤毛のアン」シリーズの5作目で、主人公アン・シャーリーの結婚後の話です。自然の描写がとても綺麗です。 -
1917年 カナダ
んー・・・特にこれといって不満な無いんだけれど
アンが立派に大人になってしまい
どちらかと言うとアンの周囲の人に視点が中心になってしまったのが
少し寂しいかも。