アンの友達 赤毛のアン・シリーズ 4 (新潮文庫)

  • 新潮社
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感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102113448

感想・レビュー・書評

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  • 本筋とは関係ない短編集であった
    知らんかった

  • アンシリーズの4冊目。
    メインの物語はちょっと休憩といった体で、
    アンをめぐる人々のスピンオフ的なお話。
    アンはあくまでも脇役として時々登場する。
    モンゴメリは本当に多くの短編を書いているのだが、
    「アンの友達」に収められた短編はコメディあり、
    涙あり、恋物語ありでどれも本当に面白い。
    珠玉の名作短編集だと思う。

    その中でも特に好きな話を選ぶとしたら、
    「ロイド老淑女」
    「ショウ老人の娘」
    「隔離された家」。
    あぁ、でも「オリビア叔母さんの求婚者」も良かったし、
    「ルシンダついに語る」も面白かったなぁ。
    結局選べない…。

    自尊心が強過ぎて素直になれない人が自ら招く不幸と、
    それを打開しハッピーエンドになる物語が多いのも楽しい。
    そう、基本的にハッピーエンドの物語なので
    安心して読めるのも嬉しかった。

    モンゴメリが紡ぎ出す軽快な中にも含蓄のある言葉を、
    村岡花子さんがまた絶妙な翻訳で魅せる。
    その共演がますます面白さを増殖させているような
    一冊である。

  • アンの周囲の人々を描いた短編集

  • アンの周りの人々の短編集。それぞれ心温まるストーリー。

  • 短編集。アンの周囲の人々。

  • Chronicles of Avonlea
    アンをめぐる周囲の素朴な人たちが愛ゆえに引き起こす、さまざまな事件 のお話し。

  • アンのお話ではないのでたまにちょこっと名前だけ出てきたり^^
    アンを取り巻くアボンリーの人たちのお話。
    短編なので気軽に読めます。
    そしてそれぞれ心温まるお話でした。
    割と共通しているのはみんな長い間大切な人だったりとの喧嘩を引きずって許すタイミングを失っているとこ(笑)
    そういえばアンもなかなかギルバートを許さなかったなあ♪

  • 読書日2018年5月14日-5月23日.
    Original title:Chronicles of Avonlea.

    今回の主役はAnneが知り合った人々のお話です。
    彼女の視点ではなく、その周りの人の視点で紡がれている話が面白く又新鮮でもあります。

    中でもOld Lady Lloydと天才violon奏者Félix Mooreのお話が印象的です。
    嘗ての恋人に連なる人物であれば憎しとなる事が多いのに、
    Old Lady Lloydはその反対です。
    これまで村人達との交流を避け独りで暮らしている
    その様には色彩が有りませんでした。
    ですが彼の娘Silviaが村に滞在してからは
    少しずつ生活に色が芽吹きます。

    彼女の陰となり花や食物、詩人であった嘗ての恋人の詩を贈る等、
    死ぬまでこれを貫こうとしますが、肺炎に罹患すると
    この好意が全てSilviaや村人に知れ渡りました。

    それからFélix少年は父親譲りのviolon演奏の才能と、
    母親譲りの愛くるしい容姿です。
    本人もviolonが心底好きで、学ぶ意欲があるのですが
    母方のい祖父に反対される中、
    Abel爺さんの元でこっそりviolonを奏でます。
    そして臨終を迎える老女の元で、
    Félixがviolonを奏でると、
    彼ではない何者かが憑依し見事な音を奏で、
    祖父もこの出来事に考えを改め
    孫には父の形見のviolonを渡し、今後も励む様にと学ぶ事を許可します。
    私はこの憑依した何者は彼の父だと捉えたのですが、
    果たして真相は如何なものでしょう…。

  • 本作は、アンがメインではなく、アヴォンリーの人々の生活を描く短編集。どの物語も素敵・・・「小さなジョスリン」の結末が感動的すぎて、好きです。

  • アンシリーズ4作目と書いてあったので買ったのですが
    なにやら実際は外伝?らしいですね。
    なので初めはあれ?
    アンは?出てこないのかな?とハテナハテナという感じでした。
    でも面白いので気にならなくなってきました。
    特に!
    「ロイド老淑女」「めいめい自分の言葉で」がとても面白かったです!
    こうね風景が頭に浮かぶ言葉が大好きなのでこうドキドキしましたね!

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