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- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102140284
感想・レビュー・書評
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モーリス・ルブランさんが書いた本家ルパンの続編として、2名の覆面作家「アルセーヌ・ルパン」が書いたシリーズの2作目。
ルパン・シリーズで人物設定を知っていることが前提といった感じでした。
訳が古いので今は差別用語として使われていない言葉がバンバン出てきたけれど、むしろ剥き出しな粗野さが良く出ていました。
一方、古い訳はスタイリッシュさに欠けて、とある国の皇太子と令嬢の悲恋(『うたかたの恋』で使われたオーストリアのルドルフ皇太子がモデル?)が、なんだか国内企業の社長の息子と専務の姉妹の物語っぽくなっていました。
誰が黒幕かは、なんとなく途中からわかったし、ルパンの活躍も微妙ではあるけれど、中編としてそれなりに楽しめる作品ではありました。
読んだらすぐに忘れそうではあるけれどね。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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