優雅な生活が最高の復讐である (新潮文庫 ト 21-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102144213

感想・レビュー・書評

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  • どうして自分が本を読み続けるのか、不思議に思う瞬間があるんです。理由は色々あるでしょうけど、短い一節にガツンとやられるせいじゃないかと、最近思ってます。この伝記は、自分にはあまり馴染まず、「読むのをよそうか」という気持ちが膨れあがっていたんですが、ある一節が衝撃的で、40分ほど電車に揺られながら、ずっと考えてました。帰宅して、お湯につかってる時も頭にチラついてました。多分、明日もまとわりついてるでしょーね。こういう体験が、僕は好きなんだと思うんです。映画を観るのも、音楽に耳を傾けるのも、多分同じような理由です。

  • as a bible

  • ロストジェネレーション作家を翻弄し続けた一人の画家の伝記的作品。フィッツジェラルドやヘミングウェイ、ピカソらと付き合い、華々しい生活をおくっていたマーフィ夫妻の裏側に潜む苦悩とその寛容さを青山南の見事な翻訳で読める。

著者プロフィール

1925年、ニュー・ジャージー州生まれ。48年、プリンストン大学卒業。雑誌「ニューヨーカー」のスタッフ・ライターとして活躍し、主にアート関係の文章を手がける。“カルチャー・シーン通”の異名を持ち、本書の他にも『マルセル・デュシャン』、『花嫁と独身者たち』、『ザ・シーン——ポスト・モダン・アート』などの著書がある。

「2022年 『優雅な生活が最高の復讐である』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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