- Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102161227
感想・レビュー・書評
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もっとも確実な相続人選びの方法とは-「終盤戦」、たまたま聞いてしまった混線電話が思ってもみなかった悲劇を生む-「欲の代償」、悩みのない人生はないとほろっと苦い後味-「隣りの芝生は…」など、いずれも巧みな出来栄えの14編。うち9編は世界各地に取材した実際の事件に基づく。読む者を手玉に取り、トコトン楽しませる、天性のストーリーテラーによる最新短編集。
原題:To cut a long story short
(2000年)
— 目次 —
専門家証人
終盤戦
手紙
犯罪は引き合う
似て非なるもの
心(臓)変り
偶然が多すぎる
ひと目惚れ
挾み撃ち
忘れがたい週末
欲の代償
陰の功労者
横たわる女
隣の芝生は詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
短くて読みやすい。短いものは5ページ程度で終わるものもあった。
本当の事件を元にしている作品が半分以上というのはとても興味深い。調べても元の事件がどんなものなのかわからなくて残念。
「心(臓)変り」がとても良かった。元となった話が良いだけという気もするけど。あの話はいつもの皮肉っぽい感じを抜いて上手く文章にして欲しいという感じがした。「終盤戦」も良かった。けど男の試すようなやり方は嫌い。ティモシーの行動に対する評価の部分について感心した。
少しの意外性と、イギリス風の皮肉の雰囲気はいつものアーチャーの短編集と同じ。他のアーチャーの短編集読んだことある人がわざわざ読むほどじゃないという印象。 -
短編なので、つまんねーと思う章も我慢して読める。
UKっぽいちょいとヒネったオチなんかは、わりと楽しく読める。
暇つぶしにはとってもいい本です。 -
アーチャーは”ケインとアベル”などの長編が好きですね。短篇は多分これで2冊目だが、今一好きになれない。
昔々大好きだったO・ヘンリーを思わせるところがあるのだが、雰囲気だけで、どうも読後感がスッキリしない。何か感動のようなものが得られない。
最初は日本語訳が変なのかと思ったが、訳者の永井淳さんは、新潮文庫の全アーチャー作品を訳している人だし。
やっぱり、私の好みの問題なんでしょうね -
お勧めです。
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この前読んだ「十二枚のだまし絵」はすごい読みやすいし好きだったんだけど…何でだろこらはとても読みにくかった。1番好きだったのは、最初の超短編小説かな。
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こういう頭の良さが欲しい
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あ
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本当にジェフリー・アーチャーの本は読んで外れがないなあ、と思います。普通に面白い。その割に冊数を読んでないのは続けて読む気がしないからでしょうか…
短編集です。タイトルと原題を見てん?と思いましたが「かいつまんで言うと…」という訳が上手だなあ、と思いました。ありそうでなさそうな話となさそうでありそうな話が上手く織り交ぜられております。そして皮肉たっぷりに終わるのがらしいなあ、と思わせたり。
どれも面白かったですが自分は手紙と一目ぼれが好きでした。