アポリネール詩集 (新潮文庫)

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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102177013

感想・レビュー・書評

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  • 原文で読んだ方が良さは分かるのかな?
    私はそんな語学力ないから無理だけど…

  • カリグラムのページもあって面白いよ。

  • 堀口訳再読ブームにつき再読。有名どころだけどやっぱり「ミラボー橋」は名作。個人的には「地帯」と、ルーヴルのモナリザ盗難事件の嫌疑で逮捕されたときの「獄中歌」がお気に入り。しかしモナリザ盗んだ疑いって・・・なんかすごい。

    露骨にエロティックな作品や、かと思えば実験的なカリグラフなど、とにかく多様多彩。早逝が惜しまれる。

  • 堀口大學にあって、これほど読みやすい訳も珍しい。読みながら何度もヴェルレーヌを思い出した。より進歩的で単語のチョイスやリズムが独特なのは、時代によるものか。視点がエキセントリックに動くさまが楽しい。
    コクトー詩集の中にも文字で形態を表現する詩があるけれど、アポリネールのカリグラフが先にあったというのは知らなかった。ローランサンと恋仲にあったのも知らなかったし、ローランサン美術館が閉館になったのも知らなかった。
    1日に40ページを続けて4日で読んだ。最終日は倍にして、計200ページ。舌にあう詩に出会うと、たったの40ページが○一日分の体力を奪ってしまう。喉がかわく。

  • マリー・ローランサンの興味から派生して…!

    でもやっぱり詩は音が大事だから、本当の良さは原語で読んでこそなんだろうなぁ…

    フランス語……自信ないけど…

  •  
    ── アポリネール/堀口 大學・訳《アポリネール詩集 195410‥ 新潮文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4102177019
     
    (20100819)19600313 購入
     

  • 図書室で借りた文語訳のものが好きだったけど、堀口訳も読みやすくて良い。
    「地帯」と「ミラボー橋」が中毒のように好きです。繰り返し読むうち、キュービズムの絵もわかるようになりました(笑)
    社交的でありながらも、独特の視点で描かれる詩ばかりです。微笑ましいのに、とても怜悧。

    いつか原文でも読んでみたいです。

  • 不安よ おお 僕のよろこび
    君と僕とはいっしょにゆく
    ざりがにが歩くように
    後ろへ 後ろへと

    詩を作る人々は、完全すなわち神それ自身以外の何ものを求めない、また何ものをも愛さない。このように一生を通じて、神を讃美すること以外他に目的を持たなかった人々を、噛みは身捨て給うであろうか。それは信じがたいことだ。だから私は思う。詩人こそは、死後に神によって与えられる、久遠の幸福、すなわち至上美を恵まれると信じる権利のある人々だと。

  • 僕はガスパールを思う 
    たぶんこれは彼の本名ではあるまい
    彼は旅をする 
    彼はこの市を去った
    青い小船 
    そこでは大勢の子供たちが彼をパパと呼んでいた
    七つの島を前にした静かな湾の奥で
    ガスパールは歩いている
    そして米を茶をなつかしがる
    夜は天の川を
    彼が歩くのは夜に限るのです
    たびたび眼につく
    だがガスパールは知っている
    それを追ってはいけないと


    『星』



    やはり『ミラボー橋』は抜きん出て素晴らしいが、私はアポリネールだとこの『星』と『サロメ』が好きだ。
    かなり昔の人だと勘違いしていたが、100年くらい前の人物、言わば現代詩の父となる人物だ。
    堀口大学訳の美しい言葉によって見えてくるのは、フランス詩にしてはとっつきにくいところのない優しげな詩だな。
    しかしながら、時には明け透けで情熱的な言葉に驚いたりする。『第一(あんたの肉体の九つの戸口)』なんて、まぁ思わず笑ってしまった。



    アポリネールはよい。

  • 授業で習って興味を持った。
    わたしやっぱりわかりやすいものしか理解できないアホなんだな。カリグラムはみためからしておもしろそうですごくひかれた。買うならカリグラムが載ったやつがよかった。今現在新潮文庫から発売されているものには原本のカリグラムがのっていない。たまたま立ち寄った吉祥寺の古本屋で昔の新潮文庫から出ているアポリネール詩集を見つけ手にとって開いてみるとカリグラムの見本が3つ載っていたので即買いました。
    あんまり理解できない。理解できるようになりたい。詩ってわからない。けど嫌いじゃない。雨のやついいな。

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