ライアンの代価 4 (新潮文庫 ク 28-50)

  • 新潮社 (2012年12月24日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102472507

感想・レビュー・書評

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  • ジャック・ライアン シニアは、大統領戦の終盤にキールティ陣営の陰湿ともいえる様々なキャンペーンにあい苦戦する。中でもアメリカを再三再四、窮地から救い出したジョン・クラークが、生贄に名指しされ、英国から欧州を横断しながら真実を探ろうと試みるが、遂にロシアでキールティ陣営に囚われの身となる。「ザ・キャンパス」の面々は、パキスタンで作戦中に囚われの身となったドリスコルを救出する一方で影からテロリストを操るレハン将軍に迫る。バイコヌール宇宙基地で追い詰められたロシアがジョンの力を借りることを条件に彼を解放する一方、「ザ・キャンパス」もパキスタンで首謀者のレハン将軍と対峙する。最後は、アメリカンノベルのお約束とも言える勧善懲悪で近接戦を制し、ジャック・ライアン ジュニアも現場で自らの手でレハン将軍を倒しハッピーエンドとなる。でまぁ、ここまでストーリーを作ったのだからこの終わり方も良しとしよう。

  • レインボーが思わず弱体してきていたのにはショック。さらにジャックライアンジュニアの恋人も思わぬ秘密が。次のシリーズが待遠しい。

  • クラークがどうなっちゃうのか不安だったけど、最後の展開は面白かった! さすがレインボー6!

    『恐怖の総和』での核爆発進行過程や『大戦勃発』での核弾頭迎撃シーンと同じように興奮!

    ジャック・ジュニアが現場工作員という設定に未だに慣れないけど、次回作を楽しみにさせてくれる終わり方だね。

  • ライアン・シニアを失墜させる為の作戦をライアン・ジュニアらの工作員の活躍。最後、隠れたボスの存在を匂わせ次作が期待されます。
    事件があると、ジェットでピューっと駆けつけちゃったりと、うまく行きすぎ感はあるけど、面白かったです。

  • いろいろと話しが輻輳的に語られつつも、最後は少々、強引に無理やり、収束した感があるのが、少々、興ざめではあるが、新しい息子のシリーズとしては過去の作品よりは、面白かった。ただし、本来は親父と同じアナリストの筈の息子が工作員から兵士にまで格上げしてまで、むりやり話の中心に据えているが、苦し非公認組織の人材不足とはいえ、ここまで金があればなんとでもなる筈で、話としてのご都合主義的な感がある点と、相変わらずのイスラム嫌いが鼻につき、もう少し、イスラム側にも大義以外の事情がある部分を描いていただきたかった。また、組織としての一番重要な部分である人材の背景確認につき、息子の彼女についての確認が全くされていない点も違和感が残る。最後にこの女に別のボスがいることが語られるところから、次回作に続くのであろうが、やっぱりハニートラップの様な単純なものに引っかかるのは、この組織にしては余りに変であろう。次回作も期待したい。それにしても、そろそろ老スパイには引退させてあげた方がよいのでは?

  • 今年の冬に続編が出るらしい。今度は極東が舞台とか。
    いつもながら近現代のリアルな軍事・政治描写が勉強になる。

  • さくっと読了。

著者プロフィール

Tom Clancy
トム・クランシー
1947年メリーランド州ボルチモア生まれ。1984年『レッド・オクトーバーを追え!』が大ベストセラーとなり、流行作家の仲間入りを果たす。同作の主人公ジャック・ライアンが活躍するシリーズのほか、『オプ・センター』シリーズや『ネットフォース』シリーズ(いずれも共著)など、数々のヒット作を生み、ゲーム制作にも乗り出した。2013年死去。

〈トム・クランシーのオプ・センター〉
謀略の砂塵(上・下)
北朝鮮急襲(上・下)
復讐の大地(上・下)
暗黒地帯(ルビ:ダーク・ゾーン)(上・下)
黙約の凍土(上・下)
ブラック・ワスプ出動指令(上・下)

「2022年 『ブラック・ワスプ出動指令(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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