恋細工

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 225
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103003137

感想・レビュー・書評

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  • 読み終わって切なくなった。

    努力家で気配りができて聡明なお凛ちゃん。
    誰とくっつくのかなー。やっぱり時蔵でしょ!と思ってたら 殺されちゃった。
    なんとショッキングな展開。
    それまでは急にキスされたり 少しずつ優しくなったり ツンデレ男子との恋物語かと思いきや 急にシリアスに。
    うぅー可哀想だ…

  • 何だか、ドラマにでもなりそうな。
    お千賀ちゃんが魅力的です。

  • 職人話。飾り職にんで技をみがいていく話。とても良かった。凛

  • 初、西條 奈加。四代続いた錺職椋屋の娘お凛。姉の夫で義理兄、宇一が四代目春仙を襲名したが、病に伏せ五代目を受け継ぐ弟子がいなかった。お凛の父三代目長兵衛から内緒で、錺職の細工の修行していたお凛に宇一は、お上の禁令にふれる奢った細工をこしらえ、手鎖を受けている時蔵を番屋から椋屋に引き取る様に遺言する。老中水野忠邦による天保の改革で贅沢品が禁じられ商いが難渋するなか、時蔵の江戸では見られない技平戸と呼ぶ線細工に惹かれるお凛の若い男女の哀しく切ない恋模様と職人世界の粋と人情描く本格時代小説。錺職椋屋の娘・お凛と独り黙々と細工に打ち込む時蔵の珍しい職人世界の恋模様を描く時代小説でした。終盤が急展開になり恋模様・展開が急ぎ足になったのがすこし惜しい気がする。

  • 時代小説。かざり職人たちのライバル意識や上下関係、江戸時代らしい男女のやりとり、主人公の秘めた想いがもどかしくもいい感じ。技巧のスキルアップや習得といった甘くない世界での緊張感もいい。こういうラストを持ってくるか、というじれったさ。燃え盛るより熱い情が見事に伝わってくる。

  • 感動を分かち合うために、身近でひっそり布教活動中。
    粗筋も感想もあえていいません>_<
    とにかく読んで!

  • 錺工房の娘が女には無理な職人をめざし 天保の改革で締め付けの中頑張って成長していく…
    恋愛ものですが 錺職人の技など興味深く読みました

  • 4/24/11図書館

  • 西條さんの恋愛モノでした。

    おもしろかったです。

  • なんかすごくとばして読んでしまいました。表紙と題名がちょっと外で読むには恥ずかしいです。

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著者プロフィール

1964年北海道生まれ。2005年『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビュー。12年『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞、15年『まるまるの毬』で第36回吉川英治文学新人賞、21年『心淋し川』で第164回直木賞を受賞。著書に『九十九藤』『ごんたくれ』『猫の傀儡』『銀杏手ならい』『無暁の鈴』『曲亭の家』『秋葉原先留交番ゆうれい付き』『隠居すごろく』など多数。

「2023年 『隠居おてだま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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