上野池之端 鱗や繁盛記

著者 : 西條奈加

• 新潮社 (2014年3月20日発売)

感想・レビュー・書評

[永遠ニ馨ルさんの感想 · 2017年7月17日]

面白かった！

幼いながらも賢くて筋のとおったお末が、若旦那と店を建て直していくお話。
勧善懲悪、善い人はみな救われる温かなラスト。
そういう、時代小説らしいわかりやすさが大好きです。

[ゆいさんの感想 · 2014年4月4日]

みをつくし料理帖シリーズからお料理要素を多めに差し引いて、その分ミステリー要素を足し込んだようなお江戸ミステリー人情噺。シリーズ化して欲しいなぁ。

著者プロフィール

1964年北海道生まれ。2005年『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビュー。12年『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞、15年『まるまるの毬』で第36回吉川英治文学新人賞、21年『心淋し川』で第164回直木賞を受賞。著書に『九十九藤』『ごんたくれ』『猫の傀儡』『銀杏手ならい』『無暁の鈴』『曲亭の家』『秋葉原先留交番ゆうれい付き』『隠居すごろく』など多数。

「2023年 『隠居おてだま』 で使われていた紹介文から引用しています。」