- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103003335
感想・レビュー・書評
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道尾 秀介は同年代ということもあり、気になっていたのだが、今まで読む機会がなかった。非常に引き込まれるストーリー。ライフセーバーが一瞬出てくる。
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台風により大雨が降りしきる中、二組の家族に訪れたのは悪意に満ちた転機だった。
あるきっかけで彼等の運命は交わり出す…。
悪人だと思っていた人物の本来の姿に、ホッとしたり残酷だと思ったり。
雨雲さながら、どんよりした空気が漂っていましたが、小学生の弟のひたむきさに救われました。 -
読了日2010/01
血の繋がらない親と暮らす2組の兄弟・兄妹の誤解、思い込み、嘘そして雨が悲しい殺人を引き起こす。
相変わらず、伏線の張り方、回収の仕方、後半のどんでん返しがすごい。
初めから最後まで、ずっと雨が降りっぱなしで、背景がとても寒く暗い感じがする上に、題材が、両親の死、性的暴行、ストーカーとかなり重たい・・・
それなのに、全体的に軽い感じとなってて読みやすい。
龍は本の題にもなってるのに、意味不明で終わってる所は消化不良。 -
2017.10.16
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母を亡くした兄と弟、父を亡くした兄と妹
どちらも再婚した継父母に複雑な思いを持つ。
ちょっとしたきっかけを境に、憎み始める子どもたち
それが正当な憎しみかどうかは後でわかる
やりきれない読後
誤解ってこわい
雨さえ降らなかったら……
あと妹、お前さ… -
2.5 途中で犯人は解かったかな。
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なんとも切ない話。大切な人を守るためであったり、誤解が大きな問題に発展したり。あの時ああしていればとか思わずにいられない。
妹を思う兄。兄を思う妹。2人の兄弟と暮らす継父との不安定な関係。
両親を亡くした兄弟と暮らす継母とのギクシャクとした関係。
家族は血が繋がっていなくても、絶対に信じないといけない。この言葉が胸を打つ。この2つの家族の将来が素晴らしいものであってほしい。 -
安定の内容でした。犯人はまさかの。