スープで、いきます 商社マンがSoup Stock Tokyoを作る

著者 :
  • 新潮社
3.65
  • (48)
  • (92)
  • (111)
  • (12)
  • (2)
本棚登録 : 688
感想 : 115
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103011514

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 4年程前、この本に感銘を受けてちょうど社内で立ち上がった本部事業設立の参考にもした書籍。
    今回、ソロモン流に登場することを機に再読。
    細部にこだわる感度の高い人ってのはまさに遠山さんみたいな人をいうんだと。
    感度というのは、コンセプトに対しても、メニューに対しても、デザインに対しても、教育に対しても、そしてビジネスに対しても。
    ちなみに好きなパートはクリンリネスの徹底をしてるとこ。わずかな汚れや乱れも許さない!きっとこの細かさがビジネスの完成度にも繋がっているんだろう。

  • 新しいことをやっていくって大変なんだな。

  • 研修の課題図書として読んだけど、新規事業立ち上げ、生活の心構え、チームへのモチベーション上げ方などかなり勉強になった。
    知り合いに勧めたい。
    筆者はアーティストだなーと羨ましく思った。

  • 『大企業に勤めながら起業する』ときのおもしろさとか、ドラマとかがとてもリアルであっという間に読んでしまった。
    大企業だからこその、難しさを吹き飛ばして突き通した遠山さんの熱量と閃き力はやっぱいすごい。
    図書館で借りたけど、バイブルとして手元に置いておきたい。

  • 信念を曲げないこと
    熱い想いを忘れないこと
    想いを仲間と共有すること
    共有するために想いを形にすること

    たくさんの大切なことに気付かせてもらいました。

  • スープストックトーキョーの創業者の本。2,3回しか食べたことないけど。

    物語形式の企画書やお店のペルソナが印象的。物語形式であって、それでいて事業計画の要所はきちんと抑えてある。ただ、これができたら魔法のように聞くというわけでも当然なく、倒産の危機にも何度も見舞われたようだ。そらそうか。

    スープ制作を担当する会社との関係を良い物にするために社長どうしだけでなく現場の人も登場するビデオを制作したというのはなかなかいいなと思った。材料制作の現場から最後消費者の口に入るまで全体を見ているなぁ。

    Tokyo Rouxのコンセプトを共有するために軽井沢で合宿

    面白いネーミング→印象に残り、体感として理解できる

    仕事は一人では何もできません

    アーティスト(てか知人豪華すぎだろ)

    最高だから!と言い切れる感覚

    商社のスケール感が自分に合わず、食へ

    生活者の感覚を大切に

    失敗は多くても試作に狂う中で傑作というものがポロリとできる

    ネガティブなことこそきちんと共有

    言いづらいこと、大変なことを要求しあえることが仲間の条件

    作品性

  • ・新規事業の収支バランスを取る難しさ
    ・売れるモノを作るには、戦略思考力+αが必要。著者の場合はデザインセンス
    ・本気で打ちこまないと人も結果もついてこない
    ・思考力・実行力・センス・努力、全てにおいて勝てる気がしない
    ・仕事以外に打ち込むものを持っている人は強い

  • 三菱商事という大手商社の会社を上回る、遠山氏の鋭い感性があってこその成功であって、凡人には再現が難しいというのが正直な感想。

  •  この本は、まさに自分がこれからどうしていこうかを考えてるときにレスバラ店長雄一郎にオススメされた一冊。なるほど、参考になりました。
     特に参考になったのは、全然知らない人に自分の企画を伝えるのに、よくある5W2Hだけじゃなく、企画書をシーンが想像しやすい物語形式にしたこととか、著者の遠山さんのアプローチがとってもおもしろかったです。
     あと、共感したのは「仲間は「やりたくて・やれる人」じゃないとお互いに苦労することになる」っていう部分。自分もParty Timeだったり、昔のBreakersだったり、料理教室だったり、いろんな企画をしてきたけども、一緒にやりたい人は「それができる人であること」と「自分も相手もそれをやりたいと思っていること」だった。
     だからこそ、自分が新しく自転車に対してのアプローチをしていくにあたり、興味を持ってもらえるだけじゃダメなんだ。一緒にやりたいって思いを伝えることは簡単だけど、それが「自分と一緒にやればできる」って思ってもらえるためのアクションが必要なんだと改めて思いました。
     そういう部分では、自分はまだまだ自転車に対してのスキルも知識も育てていく段階。そこを売りにしたらいけない。そうじゃなくて、自分が得意な分野で自転車に関われるアプローチを探す、、、てなると、うん、今の自分の「自転車でつながりができるようなサービスを作る」ってアプローチはそう間違ってない気がする。ただ、もっともっと特化していかないといけない。そしてもっともっと練りこまなくてはいけない。
     スープもはじめは苦労したんだ、あきらめずに、自分のスタンスを崩さずに、修正すべきとこは修正する。そうやって前に進んでいくことが大事だなと思いました。

  • これはおもしろかったー!
    柔らかく分かりやすい言葉で綴られるSoup Stock Tokyoの誕生から、苦労、経営哲学。
    素敵なセンス、斬新なやり方をどんどん取り入れる勇気、感動しました。
    う〜んできることならこの人についていきたいくらいだ!
    ちょっと高いなと感じてた値段の理由も納得いって思わず、Soup Stockでランチしてしまったし。
    ベンチャービジネスじゃなくても、何かを成し遂げたいという人には一読の価値ありです!

著者プロフィール

1962年生まれ、東京都出身。青山通りを走る都電で小学校に通い、慶應義塾大学では体育会水上スキー部所属。1985年三菱商事株式会社入社、都市開発事業部や情報産業部門所属。 1996年代官山ヒルサイドテラスで初個展。1997年日本ケンタッキーフライドチキンに出向。1999年「Soup Stock Tokyo」開業。翌年、三菱商事初の社内ベンチャー企業として株式会社スマイルズを設立し社長に就任。ネクタイブランド「giraffe」、ニューサイクルコモンズ「PASS THE BATON」、「檸檬ホテル」、「刷毛じょうゆ 海苔弁山登り」、「The Chain Museum」などの他、代官山ロータリークラブ初代会長、新たなコミュニティ「新種のimmigrations」などの設立、運営。2021年東京ビエンナーレで作家として展示。2022年1月25日還暦。

「2022年 『新種の老人 とーやまの思考と暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

遠山正道の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×