恋はさじ加減

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103017516

感想・レビュー・書評

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  • 食べ物と恋。好きな人と美味しいものを食べるってなんかいい。
    一緒に同じものを食べるっていうだけで深まる何かがあるような気がする。
    食べ物に絡めながら、恋愛が進む。そんな話。

  • ポテサラ、ハヤシライス、カレーうどんにバターご飯etc.
    食べ物をきっかけに始まる恋、こじれる恋を描く6編。

  • 図書館でオススメされていて読んでみた。
    食べ物×恋愛小説の6遍の短編集。どれも甘い恋なのかと思いきや…そうではなかった。詳しくはネタバレになるから書かないけど出てくる女性は結構面倒くさくて、拗らせてる。
    うーん、タイトルが内容に合ってない気がする。
    出てくるご飯は美味しそう。最初の蛤と最後の梅酢おにぎりの話が好みだった。

  • 食と料理と恋愛のお話。
    さじ加減は、奥が深いなと思いました。

    「愛のいどころ」
    手塩にかけて育ててくれた
    おばあちゃんの梅酢のおむすび
    愛情いっぱい。

  • ごはんを絡めた恋愛短編集

  •  メインのおはなしより、何より!笑 出てくる食べ物がとにかくおいしそうで、特にカレーうどんとバターご飯、食べたくなっちゃった…。

  • 6つの短編作品。

    それぞれ、げてもの、ポテトサラダ、タマネギ、カレーうどん、バターご飯、梅干しを題材に恋愛模様が描かれています。

    食べることってものすごく身近で、それと恋愛の絡みが、さらっと読めておもしろかったです。

  • 大森望が褒めていたので読んだけど… 
    たしかに、上手いよ。でも、自分の嫌いなタイプの「上手さ」。最後の一文で綺麗にまとめて、落として、ドヤ! っていうね。
    朝倉かすみと同じ読後感。
    朝倉かすみは豊崎社長が褒めまくってたし、メッタ斬りコンビはこういう「小器用」なタイプが好きなんでしょうかね。
    江國香織の「号泣する準備はできていた」だったか何かで、上手すぎてあざとい、みたいな書評を見たけれど、こちらのほうがよほどそうでは?

    それから、これはごく個人的な所見ですが、この短編に描かれたパターンとして、男性はなにかと説教をしたがり、女性はそれにイラつき、冗談じゃない、と思いながらも、でもそれを超える愛情なりなんなりで、落としどころに向かうんですね。
    男性の嫌な部分は解決されないままなあたり、リアリティは完璧かもしれませんが、小説としては不快感が残りました。
    彼にも嫌なところがある、でも私も完璧じゃない、ま、これが割れ鍋にとじぶたってやつかもね、って定型、いまの流行りですか?
    なんだかなぁ…。三行でまとめられるような結論をわざわざ小説で読みたいとは思わないんですが。

  • 恋と食べ物。
    恋って難しいにゃぁ。。

  • なんてまあ、肉食な女子ばかりなんだろう。笑


    じっとりと見つめて落とすハマグリ女子。
    男は配給制度と考え、出会いは逃さないポテトサラダ女子。
    恋愛至上主義のカレーうどん女子。


    6人の女子と6つの食べ物がからまって物語は進んでいく‥‥‥‥




    どの食べ物もすごくおいしそう!


    生卵は苦手だけど
    たよりが食べた目玉カレーうどんはすごく魅力的だし。
    美果が最後に仕掛けた
    ポテトサラダのサンドイッチもおいしそう。
    貝が大好きな私は
    直火焼きのハマグリも人生で一度は食べてみたいと思う。

    でも一番食べてみたいのは
    最終話の梅酢むすび!!

    手でむすぶのではなく
    おわんの中でコトコトとやわらかくまとまるおむすびは
    想像するだけでよだれがこぼれる‥‥‥‥ 苦笑


    それもあってか6編の中では
    愛のいどころが一番好きです。


    平さんの小説は読んだことがなかったけれど
    また読んでみたいと思う。

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