ストーリー・セラー

著者 :
  • 新潮社
3.87
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本棚登録 : 11282
感想 : 1442
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103018735

感想・レビュー・書評

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  • 作家の奥さんと奥さんの小説が大好きな旦那さん
    仲良し夫婦に起きる悲しい話
    切ないけど読後感はどこか暖かい気持ちになる

  • ずるいな〜、狡猾だいやずるいと狡猾は一緒か
    卑怯だ!
    『読む側』の人間の多くは『書く側』の人間に憧れ一度は自分も飛べるのではと思うも自分には特別な才能などなく飛べない人間だと思い知ることとなり
    飛べる人間への畏敬の念とともに僅かながらの嫉妬、妬みそんな感情を抱えて生きているのではないでしょうか
    そんな『読む側』の人間に作者は、読むことも特別で素晴らしい才能だと語りかけてくれている気がするのです
    そして『読む側』の人間に対してリスペクトを持っているいやとてつもない愛情を持ってくれているそんな気さえするのです

    これもしかしてちょっと実話が混じってます?そんな気にもなる不思議で『読む側』への愛情に溢れた物語が『読む側』のこころを掴まないはずがないそれがたとえ悲しい結末を迎えたとしても

    有川浩さんはとてつもない商売人(ストーリー・セラー)だw
    買う側の潜在的欲求をピンポイントについたプレゼン(設定)をうってくる
    あ、図書館で借りてるから買ってないやごめんなさいw

  • 結構激しいストーリーだった。でも結構すらすら読めた。物書きってすごいなって思った。あと、ついの物語を作れるって面白いなって思った。自分も何か物語が書けるように挑戦してみたいなってすごい思った

  • 小説を読み泣きそうになったのは、初めてだ。優しい言葉を口にするのは、いつだって精神状態がギリギリで消耗しきったひとだったりするが、そんな人の優しい言葉は胸が痛む、優しい言葉のナイフほど心を抉り刺す。

  • 有川浩さんはご自身をラノベ作家と評されているそうだが、この「ストーリーセラー」はラノベっぽい作品になるのだろうか?
    ラノベと呼ばれるカテゴリーを読まないので、何をしてラノベというのか分からないのだけれど…。
    「アンマーとぼくら」はこれはすごいな。と引き込まれ、心に残った。が、この話はサクサク読めるが独りよがりな感じであまり心に響かなかった。ただ単に、自分の恋愛物語に対する感性が曇っているだけなのかもしれないが。

  • 小説家の実態小説とも読めるし、壮大なラブストーリーにも読める。
    有川浩さんの実体験かもしれないし、虚像かもしれない。でも有川さんはいろんな事を手玉にしつつ作品に没頭して書き上げているような気がした。家族のために、自分のために。
    有川浩の完全なるファンになりました。

  • 恋愛中の男女の掛け合いを書かせたとき、その絶妙さでこの人の右に出るものはいない、と思う。

  • 名前が出てこない!一人称が「彼」「彼女」、二人称は「君」「あなた」なのがなんとも不思議でsideAとsideBは同じ人じゃないのね!とちょっと驚いた。
    しかしどちらの「彼」も非常に魅力的で、言葉のチョイスもめちゃくちゃ理屈っぽくてキザでかっこいい!
    「君を甘やかすことが人生の目標と言っても過言ではない」だとか、わがまま言わないことに対して「オレの生きがいを邪魔するな!」だとかそういう甘いセリフがツボ。そんな人現実にいる??わたしも甘やかされたい!羨ましい!有川さんが書く男性はいつも魅力的でドキドキする。

  • 読みやすい、色々考えてしまうなぁ^_^;

  • 対になるanother storyからなる一冊。ヒアカム ザ サンのような構成。
    会社員の夫、もしくは作家の妻が亡くなることを前提に進んで行くのが悲しいけれど、思いやる気持ちや愛情、幸福がいっぱい詰まった物語。やや甘すぎかもしれないけれど、やはり有川作品。登場人物に男気があって筋が通っていて素敵。
    書き手と読み手が出会って、恋愛して、結婚してさらにこんなに思い合える生活ができたら、と思う。
    結婚生活のつらさ、煩わしさもありながら失ってからの自分、もしくは相手のこともきちんとケアして完結。そしてどこまでが現実なのだろう…?

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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